クロネコヤマトの宅配サービス見直しを、Web制作に置き換えて考えた。

クロネコヤマトの宅配サービス見直しを、Web制作に置き換えて考えた。
2017年3月18日

生まれ変わったら吉田松陰になって、HTMLとCSSを教えまくりたいです。
Webデザイナー・フロントエンドの平尾誠です。

今日本ではクロネコヤマトの宅配サービスについてすごく話題になっているようですね。宅配サービスが一部縮小されたり、料金が見直されたりなんかしてね。春闘も近いことだしこの今のタイミングなのはわかりますよね。

電通の件以降、過労死とか労働環境とか副業のことがニュースで活発に話題に上がるようになりました。
ちょっと前までは保育士さんや、介護師さんがフォーカスされていましたけど、そっちの方はどうなったのでしょうか。何か変わったのかな。教えて介護士さん。

タダのサービスとか存在しない

ちょっと前までは保育士さんや、介護師さんも含めて、全てのサービスについて言えることですが、タダのサービスとか存在しないすよ。
一見、無料に見えるサービスも、企業が何処かで誰かがお金を払っているからこそ、私たちはサービスを受けれるわけ。
サービスというのは必ず有料であるべきです。

今回話題のクロネコヤマトの再配達の増加に関しては、前談のものとは違っていて、依頼する側が当たり前の感覚になりすぎたんだろうと思うわけです。見直しは、クロネコヤマト社員の労働環境を改善するためにも、サービスの全体の見直しは避けては通れなかったでしょう。
だからこの一件は、働きすぎ・過労問題とすごく強い結びつきがあると思っています。これを期にクロネコヤマトで働いている社員の方が、無理のないよう改善されればいいですね。コンビニだって24時間開けとかなくてもいいでしょ。

いつも僕が思うのは労働環境を改善するということは企業側の努力も必要でしょうが、消費者側の理解もそれと同じくらい必要だと感じます。

再配達について、Web制作に置き換えて考えてみたら

デザイナーの場合

エンジニアの場合

考えただけでも悔しいわ!!!あほーーー!!!

注文する側がいい加減なことをするから、振り回される。これ制作会社で泣き寝入るパターン。
制作チームとしては、使った労働力や時間は有料であるから、注文している側にも請求したいのは当然ですよね。それをある程度は親切心で請求しなかったりする。
僕はWeb制作会社で働いているけど、広告業界や他の業種も同じことあるでしょ。
結局は会社も人付き合いも一緒でさ。親切が行き過ぎると当人が潰れる原因になるよね。

この場合であればページの追加の依頼をした側もきちんと連絡が取れる状態にしておかないといけないと思う。
それにお客様とはいえ、実現不可能な短納期で差し込んでくるとかはもう論外です。

引用:
ヤマトホールディングスが、およそ7万6000人の社員を対象に、未払いとなっている残業代について大規模な調査を進めていることから「残業代の未払いの部分の資金の捻出に、値上げ分を充当するんですよね」とか、「単に労賃を上げないまま、ダンピング価格で受注を伸ばしてきただけ」という厳しい意見も見られました。

大げさにゆうとね消費者である我々にも債務があるのかもしれないな、なんて思ったりもします。
再配達は有料とかにしちゃえば値段上げなくてもいけませんかねヤマトさん??

消費者がわがままになりすぎた

一番の原因はこれだと思うねんな。それでも何回も再配達させていてごめんなさい。
生活水準を一度あげてしまったら、戻すのに精神的に苦痛を感じるでしょ?
それと同じで、一度便利になってしまったものを止めるわけにはいかないんだと思うんです。
例えばクロネコヤマトが新しく

これまでの何回も再配達していたものを、1回だけ無料で2回目以降は有料化します。

ってなったところで、どのみち消費者からブーイングを受けるわけでしょ。
全面的な値上げに関しては僕はは否定的で、そこは企業努力というか、amazonの配達を一手に引き受けている以上、なんか他にあるやろうと思うわけです。だけど消費者が理解しないと企業努力も報われないと思う。

かたやフィリピンでは

フィリピンではホテルとか大きめの店舗には玄関にドアマン(セキュリティ)みたいな人が立っていて、通るたびに思いガラス扉を開けてくれます。自動扉が普及していないフィリピンの文化で、それがその人の仕事なんですけどね。

でもさ、夜中はドアマンいびきかいて寝てるよ?
雨が降ったら慌ててどっかに雨宿りしにいっちゃうよ?

日本のサービスは本当に気が利いていて、すごいと思う反面、いきすぎたサービスは時に痛々しく見えます。
そこまでしてくれなくてもいいのになーって。
さてこれから先、歳をとってからの僕は、自分にも他人にも厳しい日本を嘆くのだろうか。

ほなね。

参考:NHK NEWS WEB