求職者はウソをつく 面接官が気をつけるべき3つのポイント

求職者はウソをつく 面接官が気をつけるべき3つのポイント
2017年7月15日

Web制作会社で最近は採用担当をしている平尾誠です。

面接を受けることはたくさんありましたが、いざ面接官になってみると難しいんですよね。
多かれ少なかれ採用担当は求職者の人生を左右しますよ。だから短い時間で求職者の特性を見極めなければいけません。
今回は採用担当になった中間管理職の方や人事の方に向けた記事となります。

面接官が気をつけるべき3つのポイント

面接官になったあなたが最初に気をつけるべきポイントは三つあります。これを意識するだけでかなりヒアリングする能力に差ができると思います。

1.アイスブレイク
2.ジャッジ
3.フォロー

それでは一つずつ詳しく解説します。

その1.アイスブレイク

まずは面接官としての最初にしなければならないのはリラックスした雰囲気を作ることです。素の自分を出しやすい空気を作りましょう。
なぜなら面接で求職者は普段の自分よりもいい自分を見せようとするからです。関西弁で言うところのええ恰好しぃですね。

誇張した言い方をすると求職者は必ずウソをつきます
でも求職者の立場に立って考えると当然だと思いませんか?志望する意志が強ければ強いほど、ええ恰好したくなります。

だから面接官は求職者の素の自分を出してあげないといけません。
ウソついて入社しても誰も得をしません。入社したところですぐに辞めてしまうでしょう。

面接が始まる前に無駄話をしたり、直前にニュースを見て小話を用意しておくのもいいかもしれませんね。

緊張しすぎている人がいたら

相手が緊張していいると感じたら、自分の方から”緊張しています”って言ってしまうテクニックがあります。面接する側だって多少は緊張するから嘘ではありません。
これは心を開いていることをアピールするテクニックですね。私は正直に言ったから、あなたも正直に言っていいよ。と言うサインをに他なりません。私がよく使うテクニックです。

その2.ジャッジ

たくさんウソをつく求職者ですが、面接官は一つずつ見極めていかねばなりません。
大体が職務経歴においてですが、真実か嘘かをジャッジしていきます。

追い討ちをかける

質問に対しても回答が事実かどうかを確認するには、聞いた後に追い討ちをかけて深堀するのが大切です。
求職者の返答に一度大きな相槌を打って、さらに具体的に深掘りしていきましょう。

– あなたはどの部分を担当しましたか?
– なぜあなたはそう思ったのですか?
– どのくらいの時間がかかりましたか?
– なぜそうしようと思ったのですか?
– それをして何を得られませたか?

より数字などを具体的に聞くといいでしょう。
返答が返って来ても鵜呑みにしてしまってはいけません。ですが答えれるということがまずは大切なように思います。

会社で何ができるか・したいか・すべきかを確認していく

結局はこれが一番大切ですね。これをヒアリングできなければ、入社したとしてもすぐにやめてしまうからです。
会社で何ができるか・したいか・すべきかの三点の交わるポイントが、仕事をする上で一番のモチベーションを発揮できるところです。

”うちの会社であればこのような業務があります”
”うちの会社であればこのようなキャリアを積むことができます”

この二つはできる限り具体的に説明する必要があります。
就職後のイメージがつきやすいように、頭の中で職場体験をさせてあげるのが大切です。

それらを丁寧に説明した上で、「それはあなたの将来にとって魅力的ですか???」と聞きましょう
面接官として一番大切なのはココです。

その3.フォロー(口説く)

面接官が不採用だとおもったらここまでで終わります。

もしも、求職者の人が前のめりになってきて、なおかつ面接官も欲しいなって思った時は採りに行かないといませんね。
営業でいうクロージングてやつですね。

ただしクロージングをするまでにしなければいけないことがあります。

不安を聞き出す

クロージングをする前に、不安を取り除いてあげてください。

会社の雰囲気はどうですか?
– みなさんチーム単位でよく飲みに行っていますよ。(ただし参加必須でないことも伝えた方がいい)

みなさん何時くらいに帰っていますか?
– だいたい9時くらいには三分の二は帰っていますね。

みなさん仲良いですか?
– 雑談用のチャットはいつも盛り上がっています。

などなど、普段の会社の様子をイメージしやすいように伝えます。
面接官も決して誇張したり、ウソをついてはいけません。悪いポイントを正直に言っておくのも面接官の責任ですからね。

相手が何をしたいかを聞き出せたかが重要

むやみやたらと面接官からアタックしすぎると逆に引いてしまします。この辺りは恋愛に似ていますね。
好きでもない相手、自分のことを理解していない相手に何度告白されても嬉しくないですからね。



面接官がやっちゃいけないこと

僕ら面接官もジャッジされている側と言うことを忘れてはなりません。
面接中にやっていはいけないこともあります。これをすると後味の悪い面接になります。

下記がその例です。

選考に関係ないことを聞く

政治や宗教などがこれにあたります。

意図のわからない質問

どうしても聞きたい場合は”選考に関係ないんですけど”と断りを入れた上で聞くのがいいです。求職者を不快にさせかねないので。
例えば、
『どうしても気になってるんですけど。。そのシャツって無印良品ですか??僕も実は持ってるんですよ!!』
みたいな感じですね。これはアイスブレイクでもありますが、必ず一言、断りを入れることを忘れてはいけません。

目を合わせない

これはかなり相手を不快にさせます。かならず目をみて、そしてたくさん相槌をうちましょう。
相手の会話のリズムに合わせて相槌を売ってくださいね。多すると逆に聞いていないみたいに見えますからね。

まとめ

全ての採用担当者が使えるポイントを並べましたが、いかがだったでしょうか。

Web制作会社は転職が盛んなので、新卒の就活生を面接するよりは、中途採用が多いです。
例えば社会人経験が豊富な人な人であれば、中には私よりもヒアリングが上手な人がいます。
そういった人を面接すると、面接をしているはずなのに、面接をされている気分になることがあります。
そんな時は必ずあっぱれってなります。

ちなみに過去にわかりやすい職務経歴書の書き方のポイントを抑えた記事を書きました。

ほなね