未経験でWebデザイナーに転職 / 僕が母校の職業訓練校で話したこと

僕は職業訓練校出身のWebデザイナーです。
必要な知識は、制作現場と休日のソースコード遊びの中で覚えました。

先日こんなツイートをしていて思い出したことがあります。

僕の業界に限らず未経験で他業種に転職したい人に向けて書きます。

職業訓練だけでその業界で活躍できるのか。
この辺りのモヤモヤを吹っ飛ばします。

webの職業訓練校で陥りがちなこと

僕はもともと家具施工会社で現場監督のような仕事していました。
そこからいろんな流れでデザインに興味をもち、職業訓練校に通うことになりました。その時のことは自己紹介に書いています。

ずいぶん前になるし、どういった経緯かも忘れたんだけど、在校生たちへ向けて一言スピーチをしてほしいと頼まれて語ったことがあります。

確かあれは、先生に挨拶しに学校に行ったら、そのまま何か話してくれってなったんだっけな。
在校生を前に、華々しく就職に成功した卒業生として僕を紹介された。

恩師の先生が、壇上で転職してすぐの僕のポートフォリオをスクリーンに紹介してくれたのが嬉しかった。
今考えたらデザインもゾッとするくらいイケてないけれど、勉強中の学生たちからは”おーっ”って感嘆の声が上がった。

僕は得意げに話した。

未経験者ほど仕事を選びすぎる

ぼくが話した内容は、仕事を選ぶのは君たちには早すぎる。といった内容だった。

”卒業した”と言ったが、厳密に言うと卒業はしていない。
なぜなら僕は在学中に就職が決まったからだ。

職業訓練校の1番の目的はもちろん就職させることで、職業をマスターさせることではない。
就職が決まれば強制的に訓練生は卒業させられる。

僕は職業訓練校の中で誰よりも就職を決めるのが早かった。
その理由は単純で、誰よりもたくさん面接に行き、Web業界であれば仕事を選ばなかったからだ。

ほとんどの訓練生は学校を卒業してから面接の準備をし、未経験であるにもかかわらず仕事を選り好みする。

未経験でWebの実務経験がないのに、仕事を選んでいては就職なんてできっこない。

決まってそんな人たちは、いい仕事がないとか言ってたりする。

そもそも、選べるだけの実力もないし、飛び込んでみないと何が適正かもわからない。
就職のもっと先のキャリアを考えたプランで自分の人生を切り開こう。

就職してからはお金をもらって学べる

経営者からすれば職場は学校ではない。
だけど、学べると言う意味で、未経験にとっては学校なんだよね。

でも、教えてもらうって感覚は完全に捨ててください。
個人でなんでも勉強できる時代ですから、そんな甘いこと言っているとだれも相手してくれなくなります。

未経験者と実務経験者の差は比べ物にならない位大きい。
あなたが望んでいる仕事はなかなか見つからないかもしれない。それはあなたの経験値が足りないからだ。

未経験者に職業選択の自由はない。
だけど、業界に飛び込んでみて3ヶ月でも経験をすれば、あなたは経験者と名乗ることができる。

理想の職場に出会うまでには、何度転職を繰り返しても構わない。
就職して働きながら学習を続けて、フリーランスだって独立だってなんだってすればいい。

今すぐ成功しようとしすぎる。
選択肢が広がらないのは、失敗を恐れすぎるからだ。

生徒の8割は他の仕事に転職する

僕が職業訓練校にいた頃、周りのモチベーションとの差にとても苛立ったことがある。

それもそのはずで、僕の目的は職業を身に付けることであり、周りの人は転職をすることが目的となる。

ウェブ制作の知識であれば、どこの企業でも汎用的に使える知識であると考える人が多かった。

だから周りとの熱量が違うのは当然だと自分に言い聞かせていた。
読者の方にも真剣に職業訓練校に通っている方もいるだろう。

ポジティブ全開でいけば周りから浮くのは当然だから安心してください。

その残りの8割は続かない

8年以上経った今、ウェブ業界にいてる人は同期では僕くらいだろう。
webデザイナーやエンジニアは勉強し続けなければならないからだ。

制作会社によっては労働時間が長く体力的にも厳しい。
そういった理由でデザイナーを志し半ばであきらめる人は多い。

名乗る事は簡単な仕事だが、続けることが難しい。
どの道のプロフェッショナルも当然なのかもしれない。

だけど悲観することもなくて、Webができる●●とすれば、あなたのキャリアには生かせるはずだ。
何もWeb制作会社にこだわり続けなくてもいい。

次からはWeb系の転職に寄った内容になる。



未経験からの勉強法

僕の勉強法はいたってシンプルだ。訓練生の頃から変わらない。

自分のWebサイトを作っては壊す。
実験する場として、たくさんソースコードを書いて覚える。

これを遊びと思ってできる人は強い。
自分が努力だと思っているうちはなかなか伸びない。
遊びが仕事になってしまった人は強い。

それは今でもそうで、頑張っているなぁと感じる時ほど、伸び悩んでいることが多い。
本当に楽しければ、先に手が動いているはずだ。

オンラインでの勉強方法

Web系なら昔と比べてオンラインで勉強できる教材が増えた。
勉強方法も多種多様だからたくさん試してみると良い。

増えたなー。
オンラインだけでできる講座もたくさんある。Udemyは今でも頻繁に動画講座を買ってる。
Amazonで参考書買うより安いし分かりやすい。

超初学者は動画で、概要がわかればテキストを買うとのが一番オススメの勉強法です。

フリーランスになるまでの効率的な道のり

フリーランスになるのが目的なら、まずは半年から1年は会社に就職することだ。

そこで実務経験を積み、会社にいながら副業をし、フリーランスになる準備をするのが1番リスクが少なく効率が良いと思える。

実務を積むことによって自分以外の営業や周囲がどのように動くかどういった流れで仕事をこなすことが重要かということがわかる。

少し精神論にはなってしまうが、周りへの配慮や気配りができない人間に、仕事が集まることはないと思ってもいい。

職業訓練の知識だけではフリーランスは厳しい

最近働き方改革と言う言葉が出始めた。フリーランスに憧れる人が多いと感じている。

とても良い言葉ではあるが、甘い罠に聞こえることがある。
クラウドワークスのようなクラウドソーシングには、ライティングの仕事やもちろんウェブデザインの仕事もたくさんある。

求められるレベルも様々で、そうやって自分の実力を試すのはとても良いことだ。学び続けないと、フリーランスを続けることは難しい。(会社員でも難しいが)

フリーランスが自由で会社員が不自由なのは違う

ただ、フリーランスは完全な自由ではない。
フリーランスはまわりからはとても羨ましく思える働き方だが、実はとても孤独でセルフマネジメントが難しい仕事である。

仕事の失敗や成功を分かち合える仲間ができるまではしんどい。
どんな働き方にも一定のラインで壁がある。

オンとオフの切り替えが下手で、仕事が遊びの延長線になっている人でないとストレスを感じることが多いだろう。
フリーランスに向いている人、向いていない人は大きく分かれる。

だから会社員が悪くてフリーランスが良いという議論はおかしい。
まったく別物で、双方に良い面も悪い面もある。

会社員でありながら、起業家のように働く人もいれば、フリーランスでも食いぶちを稼ぐためにやりたくない仕事をしている場合はおおい。

1000万を稼ぐフリーランスエンジニアがいることは確かだが、半分のフリーランスエンジニアの年収は200万以下だ。

これでは本当の意味で”フリー”とは言えない。
みんな違ってみんないい。そんな金子みすずのような休日の朝でした。

何者かになりたいなら、行動しよう。

ほなね

あわせて読みたい
一年後を変えるあなたのキャリアの考え方
Web業界未経験者のポートフォリオ制作【Webデザイン添削 vol.01】