最低限度のマネーリテラシー【フリーランス&会社員】

最低限度のマネーリテラシー【フリーランス&会社員】
2021年1月13日

ARUTEGAの平尾です。

NOT4Hでの配信で、なかなか人気だったトピックにクリエイターの給料の話があります。
なので今回はクリエイターのお金の話をします。

僕もMENTAでメンターになっていますが、どうやって稼ぐのかを聞かれることが多いです。

作ることに夢中になって、見失いがちな心構えのことを書きたいと思います。

フリーランスであれば報酬、会社員であればお給料の話に分けて書いていきますね。

フリーランスの稼ぎ方

web系フリーランスの場合、多くの場合は受託制作になると思います。

あらかじめ見積もりを出して、納品したものに対しての対価を支払ってもらいますよね。
この場合、たくさん稼ぐ方法は2パターンしかないです。

受託制作
単価を上げる
たくさんの案件をこなす

この二つしかないですよね。
ん?本当にこれだけしかないですか?

受託制作以外に世の中に対価を与える方法

まず、受託制作で稼ぐには限界がありますよね。
自分の可処分時間は有限だし、また、クライアントの予算にも限りがあります。

webデザイナーが、受託制作以外で稼げる手段を考えてみましょう。

受託制作以外
サービス開発をしてサブスクリプションで収益を得る
デザイン素材を作り販売する
テーマ開発をして売る
レベニューシェアで従量課金性のビジネスモデルで稼ぐ

色々あります。

どれも、webデザインだけの知識だけではなく、マーケティングなどの知識も必要になりますね。

でも、モノづくりだけをやりたい人にとっては、あまり面白くない稼ぎ方になるんじゃないでしょうか。

共通していることに、フロー型取得ではなく、ストック型所得だということがわかります。
つまり、一回で終わる仕事ではなく、いくらの収入になるかわからない代わりに、限界もないんですよね。
コンテンツを積み上げていくことで、長期間にわたり収入をあげていきます。

受託制作以外のビジネスモデルもあることに気づく

そもそも、お金って『ありがとう』の代わりなんですね。
気持ちだけでは感謝を伝えきれない人たちが、言葉の代わりに渡すものだと思ってます。

受託制作、つまりフロー型のビジネスモデルでは

客数1×単価 = 報酬

となります。この場合は単価を上げるか、案件数を増やさないといけないのはわかると思います。

だけど、ストック型の収入は

客数X×単価 = 報酬

ってなります。
Xはいくらかわからないですが、単価が小さくても、客数のXが10000000とかだったらどうですかね?

爆益になりますよね。
このビジネスモデルの違いを知ることが大切です。

一人に大きい価値を提供するか、大勢に小さい価値を提供するか。どちらも重要。

会社員の給料の上げ方

会社員デザイナーやクリエイターの場合はどうでしょうか。
会社員で給料を上げる方法も二つあると考えます。

会社員の稼ぎ方
会社の評価基準に沿った活躍をする
あなたのおかけで売り上げが上がる

この二つを解説します。

会社の評価基準に沿った活躍をする

これは自分でわかっていてもできなかったことです。

例えばあなたの会社の人事評価基準が、”たくさん数をこなす”に大きな比重をおいているとします。

すると、”品質が高い”ことは大切ですが、評価基準の真ん中ではないということです。

だから、”品質が高い”よりも、”たくさん数をこなす”人の給料が上がります。

極端な例ですが、これを意識せずに『給料上がらんわ』って嘆くのはまちがいです。
評価されやすいことで成果を上げましょう。

あなたがいることで仕事がもらえる

あなたの仕事が新しい仕事を生むと、会社の収益が上がるので給料が上がります。

web制作であれば、デザイナーやクリエイターの人件費が製作費の大部分が占めます。

ホームページを作る場合は人件費ですが、工場であればこれは設備投資費ですよね。

つまり、設備投資費は安ければ安いほどいいのです。
だけど、設備投資をすることで、新商品ができたり、生産効率が上がるのであれば、好んで設備投資します。

これは会社も同じです。
あなたのデザインに、もしくはあなたのマークアップに価値が生まれた時に給料が上がります。

給料を上げたければ、仕事を生む仕事をしないと給料を上げることができないのはわかると思います。

まとめ

フリーランスでモノづくりをすることでお金を生むのはとても嬉しいです。
モノづくりをするにあたって、お金を目的としてない人がたくさんいるのは理解しています。

自分もその一人です。
ただ、全くお金を理解せずに働くのは、社会の仕組みに対して、見て見ないフリをしているように思います。

お金から社会の仕組みを考えると面白く感じませんか。

ほなね