webデザイナーの平尾です。
未経験webエンジニアのメンターになっています。
先日、Bootstrapは覚えた方がいいですか?と聞かれました。
結論は、フロントエンドエンジニアであれば最初に覚える必要ありません。
とても、便利なBootstrapですが弊害が大きい。学習しても時間の無駄になります。
その理由を述べますね。
Bootstrapは使えてもスキルにはならない
classをつけるだけでレイアウトが作れる。
そう聞くととても簡単で便利そうに感じる。
でも、オリジナルのデザインを組むとなると、もともとあるBootstrapの横幅やサイズに関するclassを上書きしていく必要がある。
その上書きする量がやたら多い。
上書きに上書きを重ねていくうちに、もうBootstrapじゃなくね?ってなります。
なので最初からBootstrapを使わなくても書けるようになっている方がいい。
再度学習しなければいけなくなる
今、Bootstrapで書いていた人を教えています。
全くといっていいほどHTMLとCSSを理解していなくて驚いています。
その方も言ってました。
『似たようには作れる。でも何も理解できていない。だから再度学習し直す必要があるんです。』
ほんとその通りです。
Bootstrapがマークアップエンジニアへの近道だと思いがちです。
でも、明らかに遠回りです。
Bootstrapが使われること
じゃあ誰が好んでBootstrapを使うか。
バックエンドエンジニアです。
バックエンドエンジニアは専門外なのでCSSを大量に書くことはありません。
でも、管理画面を自分で作らなければいけないことがよくあります。
なので、その場合はレスポンシブにすることがとても簡単なBootstrapを使用します。
個人開発者のバックエンドエンジニアはよく使います。
愛用される理由もわかります。
転職時に自己PRに書いても評価されない
web制作会社に転職を考えているのであればなおさら。
Bootstrapはスキルとは言えません、と言うとオーバーかもですが履歴書に書くほどでもない。
web制作会社ではBootstrapで書かないし、Bootstrapで書いて欲しいと言う要望もない。
Bootstrapは使えても遠回りだから初学者は注意してね
バックエンドエンジニアが使う分にはとても便利なBootstrap。
だけどフロントエンドの初学者が勉強したところで、また最初からマークアップを覚えなくてはならなくなります。
だから最初から普通にHTML/CSSを書けるように学習しましょう。
ほなね