Bootstrapは学習の遠回りになるから初学者は注意

Bootstrapは学習の遠回りになるから初学者は注意
2019年10月6日

webデザイナーの平尾です。
未経験webエンジニアのメンターになっています。

先日、Bootstrapは覚えた方がいいですか?と聞かれました。

結論は、フロントエンドエンジニアであれば最初に覚える必要ありません。
とても、便利なBootstrapですが弊害が大きい。学習しても時間の無駄になります。

その理由を述べますね。

Bootstrapは使えてもスキルにはならない

classをつけるだけでレイアウトが作れる。

そう聞くととても簡単で便利そうに感じる。

でも、オリジナルのデザインを組むとなると、もともとあるBootstrapの横幅やサイズに関するclassを上書きしていく必要がある。
その上書きする量がやたら多い。

上書きに上書きを重ねていくうちに、もうBootstrapじゃなくね?ってなります。

なので最初からBootstrapを使わなくても書けるようになっている方がいい。

再度学習しなければいけなくなる

今、Bootstrapで書いていた人を教えています。
全くといっていいほどHTMLとCSSを理解していなくて驚いています。

その方も言ってました。

『似たようには作れる。でも何も理解できていない。だから再度学習し直す必要があるんです。』

ほんとその通りです。
Bootstrapがマークアップエンジニアへの近道だと思いがちです。
でも、明らかに遠回りです。

Bootstrapが使われること

じゃあ誰が好んでBootstrapを使うか。
バックエンドエンジニアです。

バックエンドエンジニアは専門外なのでCSSを大量に書くことはありません。
でも、管理画面を自分で作らなければいけないことがよくあります。

なので、その場合はレスポンシブにすることがとても簡単なBootstrapを使用します。
個人開発者のバックエンドエンジニアはよく使います。

愛用される理由もわかります。

転職時に自己PRに書いても評価されない

web制作会社に転職を考えているのであればなおさら。
Bootstrapはスキルとは言えません、と言うとオーバーかもですが履歴書に書くほどでもない。

web制作会社ではBootstrapで書かないし、Bootstrapで書いて欲しいと言う要望もない。

Bootstrapは使えても遠回りだから初学者は注意してね

バックエンドエンジニアが使う分にはとても便利なBootstrap。

だけどフロントエンドの初学者が勉強したところで、また最初からマークアップを覚えなくてはならなくなります。
だから最初から普通にHTML/CSSを書けるように学習しましょう。

ほなね