優れたデザインチームを作るために重要な12のこと

僕は今とあるメーカーの中でWebデザイナー・エンジニアとして働いています。
デザインやブランディングがうまくて、自社商品がヒットしたという経緯もあり、メーカーではありながら僕が所属するデザインチームの社内での地位は高いです。

僕はこれまで、Web制作会社でしか働いたことがありませんでした。
ですので僕も順応しながらWebデザインチームを率いていくにあたって、インハウスデザインチームがどのようにあるべきかをまとめました。

デザイン集団にも、一般企業の制作部に置き換えても言えることなので、ぜひ参考にしてください。



インハウスの優れたデザインチームとは

目的意識の共有

意義と目的の共有はどんなチームにも必要で、与えたいインパクトを明確にします。

  • 仕事をするチームメンバーのためのスローガンとして
  • チームになにができるかを、組織の他の人たちに伝えるメッセージとして

必ず意義と目的はチーム内で共有するようにしましょう。

リーダーシップ

デザインチームをまとめるのにはチームに監督責任を負うリーダーが必要です。
リーダーは社内チームについての自らの認識を、会社の他の人たちにわかりやすく伝えなければいけません。
そして時には幹部とやりとりができる人がリーダーでなければ、どれだけ貢献しても他の部署から相手にされません。

ユーザーに対する共感

優れたデザインを作るのに不可欠なのは、ユーザーの文脈と行動を正しく理解する能力です。
そのためトレンドを常に意識し、市場リサーチを怠ってはなりません。

価値の理解・明確化

出来上がったものがいかにカッコよくても、斬新だろうと、会社の目的に関係していないものはダメ。
賢明なデザインチームのリーダーはビジネスの価値を重視します。
チームが新たなビジネス価値を解き明かす方法を提示すれば、デザイン組織の信頼と影響力は増大します。

カスタマージャーニーを考慮し説明する

カスタマージャーニーを扱うには幅広いスキルが必要です。
でも全てのスキルを習得する必要はなく、もはや不可能。

でも説明責任を問われることはあります。
そこでデザイン以外のスキルを得る必要が出てくる。
ファシリテーション・ないしプレゼンテーションのスキルを得ることはとても重要です。

品質基準を策定し維持する

デザインの組織は、最終的には作り出したものの質で評価されます。
だからデザインチームは品質の基準を決める権限を持っていなければなりません。

また、基準を文章にまとめて、どのように守られているかを他の人たちがわかるようにするべきです。
目指すべきは、評価から主観を可能な限り削ぎ落として、好き嫌いで判断されないようガイドラインを作ることです。

それを裏付けるためにも普段から質の高さを証明するデザインの事例を用意することが重要です。

完璧さよりも価値の提供を優先する

品質と提供スピードのバランスを考えなければなりません。

ステイーブ・ジョブズはこういった

本当の職人は出荷する

社会にインパクトを与えようとすれば、作業をやめて制作物を世に送り出さなければならない。
制作物が”完成した”という判断はリーダーが責任を負いましょう。

チームを作るのはリソースではなく人

メンバーが辞める可能性の低いチームには下記の三つが整っている。

  • チームメンバーが個人として尊重されているか
  • 労働時間は妥当か
  • メンバーは成長を後押しされているか

視点とバックグラウンドの多様性

同じ視点を持つ集団になってはいけません。
つまり年齢や性別・国籍はもちろん、スキルの偏りもあってはいけません。

デザインのプロセスをうまく運ぶためには、一定の時間をかけて多様な視点から考なければなりません。
問題のある領域を隠さずに話すように習慣づけているのがいいチームです。

協力的な環境育成

メンバー全員がお互いに敬意を表しましょう。
また、すばらしいものは、異なる意見や衝突にまっすぐに向き合うことも大切です。
優秀なデザインリームのリーダーは、メンバー全員に話をさせ、自分が話すとしても最後まで待ちます。

また、物質的な環境も重要で、日頃から使うツールや作業スペースもチームに最適化するようにアップデートしなければいけません。
これらはメンバーのモチベーションに直結します。

効果的なオペレーション

デザインがクリエイティブな仕事だからといってオペレーションをおざなりにしてはいけない。

  • 他の部署との調整
  • 成果の測定
  • スタッフの配置
  • 制作フローの可視化

オペレーションを円滑にできれば、メンバーは知らず知らずに、本来の制作作業に集中し続けることができます。

まとめ:デザイン以外の仕事をすることで、デザイナーは本来の仕事に没頭できる

メーカーでデザインやエンジニアリングをするようになってデザインと向き合う時間は減りました。
だけどビジネスと向き合う時間は増えました。

プロダクトで飽和した世の中だからこそ、デザインで付加価値を高め、ブランディングをしてくことが重要です

こちらの書籍を参考にしました。デザインチームの構築や運用についてわかりやすく書かれた本でした。
間違いなくデザイナーやエンジニアにとって良書ですのでぜひ一読を。

ほなね

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