20代女性のアパレルブランドの個性は死んだ【ブランディング考察】

フロントエンドデザイナーの僕です。
要するにホームページをデザインして組み立てて、みんなが見れるようにしています。
そんな僕は今、ファッションブランドのモールになるサイトをデザインしています。（ZOZOみたいなサイトのこと）

レディースアパレルサイトのデザインをまとめてみたら気づいたよ。
レディースアパレルブランドのデザインがすごく退屈になっている。

他の女の子とちがって個性的でかっこよくなければいけなかったはずの女子たち
オンラインショップを見ると全てのサイトがモノクロをベースとしていて、ZOZOとかWEARをベースにしているからだろうか。
無難としか言いようのないサイトだらけです。。なんなんだ個性派どこへ行った。
そしてWEARを見て確信した。

アパレルブランドの個性は死んだと

アパレルブランドのデザインは八方美人

Unique is dead!!!!!!!!!

英語で言っただけ！！！！

全部同じデザインやん！！！！！ブランドってデザイン大切なんちゃうんか！！
ブランドごとの世界観を伝えるためにホームページのデザインって大切なん違うんか！！！！！！！
公式ブランドサイトってブログみたいな内容にしていいんか！！誰がそれで憧れんねん！！！

これはアパレル最大のオンラインショップとして成功事例としてあげられるZOZOのホームページ

ってみんな一度は見たことあると思うけど。これが成功事例やし、このUX/UIが業界のスタンダードになってるからって真似てるサイトが多すぎる。
サイトの規模が違うのにこの大規模なオンラインショップを真似るのはナンセンス。なぜなら目的が違うから。

ブランドサイト＝世界観を伝える
モールサイト＝正しいファンに売る

ZOZOはいろんなブランドを包括しているから八方美人になる必要がある。なぜならブランドを包括していて、ZOZO自体がブランドではないから
だからZOZOに出店するようなブランドは八方美人になってはいけない。

ほとんどのブランドが、メインイメージは写真を使ったフルスクリーンで、オンラインショップはZOZOの真似
まずはざっとみてください。

ギャル系ファッションブランド2017まとめ

平均点を狙いすぎてるレディースアパレルのブランディング

僕がWebデザイナーになってから一番最初にカッコいいと感動したのは”MOUSSY”のサイトだった。今も昔もとてもシンプルで、黒と白をベースにしたサイトデザインは、2013年頃の当時は珍しかったように思う。

他の女性のアパレルサイトのデザインはもっと色味が鮮やかだった。
パステルカラーとか、それこそMOUSSYの競合であるブランドたちはビビットなデザインを用いて他との差を産むように必死だったように思う。

では、どうしてそのように個性的では無くなってしまったのか。自分なりに予想してみた。

ブランディングの考え方が変わった

当時の考え方はこうだ。

この辺が破綻したんだと思う。今はアパレルだけじゃなくて、全てのハイブランドが売れないってことも言われている。
20代が憧れるライフスタイルは、高いものを身にまとうことではなくて、分相応な好きなものに囲まれたいと言う欲求の方が強い。

ウェブデザインの考え方も変わった

インターネット自体がまだ未熟な時代、ウェブブランディングそのものがまだ新しいと言えた。オリジナルの尖ったホームページ自体が少なかった。だからブランドサイトを用意していることそのものが、ブランドとしてもステータスであったと考える。
オリジナリティ溢れるページを見てから、実店舗に足を運ぶと、うっとりとしながら色眼鏡をかけた状態で陳列された服を手に取ることができる。

だけど、今は違う。

服と最初に出会う場所がオンラインショップなのである。
出会った時に個性的であるよりも、爽やかな印象を残し、ページの中を回遊してもらうことに気を配っている。

もはや神経質過ぎるくらいにデザインを削ぎ落として。

おまけ：下着ブランドまとめ2017

女性をターゲットにしたアパレルサイトのデザインって、男性デザイナー諸君がとっても困る。
男性デザイナーとしては絶対に避けて通れない”カワイイ”を求められるデザイン。だいたい僕は下着屋さんのサイトを参考にします。
ピンクを使う以外の選択肢を僕らにくれるサイトです。ありがたヤーーーー参考にどーそ！！！
見るときはバナーとか見出しに注目して見ると勉強になります。