ARUTEGA代表の平尾です。
Web集客施策として「自社でメディアを持ちたい」という問い合わせが、増えています。
確かに、メディアを持つことでコンテンツマーケを導入し、Web集客を加速できるというメリットがありますよね。
しかし、ここで困るのが依頼するWeb制作会社をどこを選ぶかです。
実は、一口にWeb制作会社といっても、メディア制作を得意とする会社とそうでない会社があり、依頼する上では見極めが必要です。
そこで今回は、Web制作歴14年でWeb制作会社代表の私が、イケてるメディアを合わせて作れるWeb制作会社を紹介します。
メディア制作を依頼する上で欠かせない、選び方のポイントを5つに絞り解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事を読み終える頃には、検討中の自社メディアに適した制作会社の選び方やおすすめを、一通り把握できます!
失敗しないメディア制作会社5つの選び方
「メディア制作で失敗したくない」「できることなら、早期にコンバージョンへ結びつけたい」Webマーケティング担当者の切実な願いです。
「予算を回収できなかったらどうしよう」「本当にメディアを持つことが成功なのか」考えれば考えるほど、不安が募りますよね。
しかし、メディア制作を依頼する上で、考えなければならない選び方のポイントは、たった5つ。
- SEOを意識したメディア制作実績が豊富か
- 戦略立案から運用体制構築まで対応可能か
- 自社メディアを運用しているか
- 予算が妥当か
- 制作期間は問題ないか
上記、5つを絞り込むことで、依頼する制作会社の目安が掴めます。
早速、みていきましょう。
SEOを意識したメディア制作実績が豊富か
結論ですが、検索エンジンから集客効果を高めるためには、SEO対策に力を入れているWeb制作会社を選びましょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略であり「検索エンジン最適化」を意味します。
検索エンジンに最適化したメディアを作ることで、集客効果が期待できるわけです。
では、SEO対策を重視したWeb制作会社をどのように選べばよいのでしょうか。
ポイントは、以下のふたつです。
- メディア制作実績
- SEO内部対策
メディア制作実績
単に、SEOを意識したメディアが作れるというだけでは説得力が薄いかなーと思います。
たとえば、希望する業界の実績を確認してみてください。
実績数の多さや、キーワードの検索順位はどうか、対策を施したメディアの売り上げ、アクセス数の推移など、このあたりでメディア制作会社の実力が判断できます。
表向きに検索順位やメディアの売り上げを公開していないケースでも、お問い合わせで提示してもらえる場合もあります。
SEO内部対策
キーワード設計だけがSEOではありません。
検索結果で上位表示を獲得するためには、適切なキーワードだけでなく、サイトそのものに施す内部対策を重視しましょう。
具体的には、以下のようにSEO内部設計を重視したWeb制作会社であれば、キーワード選定との相性がよく、上位表示されやすいメディアを作れます。
- Webサイトの表示スピード
- 構造化マークアップ
- ディレクトリマップ
- Googleの定めるSEOガイドラインに準拠しているか
「メディア制作実績」「SEO内部対策」2点をおさえるだけでも、メディア制作会社選びのミスマッチを防げます。
戦略立案から運用体制構築まで対応可能か
メディアは作って終わりではなく、運用してこそ検索順位が最適化されるものです。
つまり、戦略立案から運用体制構築まで、対応してもらえる制作会社を選びましょう。
たとえば、以下のサービスを並行して展開していれば、戦略立案から運用体制構築までお任せできます。
- 戦略立案
- ペルソナに沿った最適なキーワードの抽出
- 競合サイトの対策キーワードとアクセス数の推移を分析
- 競合サイトの対策キーワードにおける内部リンク、被リンク数を計測
- 競合サイトのドメインパワーを診断
- 最適なKPIの設定
- 記事作成やライターの手配
- 運用体制構築
- 検索順位チェック
- Google Analytics、Search Consoleによるアクセス解析
- SNSへの情報拡散や連携
ここまで充実したサービスを展開していれば、メディア制作を得意とするWeb制作会社に一歩近づきます。
そのほか、運用フェーズにおける改善事例を公開しているWeb制作会社だと、より信頼できますね。
自社メディアを運用しているか
メディア制作に長けている制作会社のほとんどは、自社でメディアを運用しています。
自信があるほど「自社メディアのPV数」「対策キーワード」「検索順位」を公開している場合もあり、確認してみるとよいでしょう。
自社メディアを運用しているにもかかわらず、対策キーワードや検索順位を公開できない場合には、ちょっと怪しいかもしれません(笑)
表向きは公開していなくても、問い合わせると共有してもらえる場合があります。
予算が妥当か
さて、気になるのはメディア制作の予算ですよね。
予算については、残念ながら、現在主流のWordPressにおいて有料テンプレートを活用するのか、オリジナルで制作するのかによっても異なります。
また、内部対策をどの程度導入するかによっても変わるため、一概には言えません。
しかし、目安がなければ困ってしまいますから、スモールスタートの場合の費用相場を紹介します。
費目 | 相場 |
---|---|
企画・ディレクション費 | 15万円〜 |
デザイン・コーディング費 | 15〜40万円 |
運用費 | 月額5万円〜 |
コンテンツ(記事)製作費 | 2〜30万円 |
フリーランスへ依頼し、最小限の内部対策を施した有料テンプレートを活用すれば、制作費のみで30万円〜も可能だとは思いますが、通常は100万円前後といったところでしょうか。
すでにメディア制作において、高いノウハウや実績を保有している制作会社だと、制作費のみで200万円〜が妥当です。
上記は、目安でしかありませんが、大切なことは「何に」「どれだけ費用がかかっているか」です。
内部対策が充実し、運用項目が増えるほど、費用はかかりますので、ぜひ詳細な見積もりを依頼しましょう。
制作期間は問題ないか
依頼するメディアの制作期間は、費用と同様に、有料テンプレートを活用するのか、オリジナルテンプレートで制作するのかによって異なります。
また、導入する内部対策、Google Analyticsなど、運用ツールの有無によっても変わります。
そのため、一概には言えませんが、スモールスタートであれば「2〜3ヶ月」
オリジナルテンプレートで、これまで紹介した内部対策や運用ツールをしっかり盛り込む場合で「6ヶ月以上」はかかるものと考えてみてください。
気になるメディア制作のフロー
自社メディアの依頼では、Web制作会社の選び方だけでなく、制作フローもおさえておきましょう。
各フローを整理しておくことで、事前に用意する要件を洗い出し、効率のよい制作に移行できます。
基本的な制作フローは、以下の通りです。
- お問い合わせ
- ヒアリング
- ご提案
- メディア制作開始
- メディアの運用
1つずつ確認しましょう。
お問い合わせ
Webディレクターが貴社の窓口となり、Webメディア制作の目的・ご依頼内容・スケジュール・概算費用を整理します。
ヒアリング
ヒアリングでは、貴社のペルソナに応じて、競合分析、Webマーケティング施策、SEO内部対策、UI設計、サイトマップ、必要な機能を定義します。
ヒアリングは、メディアサイトの方向性を定める非常に重要なセクションですので、事前に以下の情報を用意してもらえると制作がスムーズ。
- ペルソナ
- 貴社サービスの内容
- 競合他社の情報
- メディア制作のみか運用までご希望か
- 狙いたいキーワード一例
最低限、上から3つまでの情報が充実していると、要件定義が効率よく進みます。
ご提案
ヒアリングで取りまとめた内容をもとに、要件定義、ワイヤーフレーム、サイトマップを作成し、具体的な見積もりとして提案します。
なお、Web制作会社に相見積もりを依頼する場合は、ディレクション費、デザイン費、内部対策費などの内訳が詳細に記載されている制作会社が親切ですね。
メディア制作開始
見積もり書に承諾後、Webデザイン制作、システム開発を進めます。
メディアの運用
無事にメディアが完成したら、保守・運用フェーズに移行。定期的なアクセス解析、検索順位チェック、ヒートマップなどさまざまなツールを用いて、効果の検証・改善を進めます。
イケてるメディアも合わせて作れるWeb制作会社7選
記事の本題です!
Webデザイナー・エンジニア歴10年でWeb制作会社代表の私が、イケてるメディアも合わせて作れるWeb制作会社を7選紹介します。
選び方のポイントと合わせて、参考にしてみてください。
株式会社ルーシー
出典:株式会社ルーシー
株式会社ルーシーのおすすめポイント
- デザイン会社ではなくマーケティング会社
- 5ヶ月で100万PVを達成した自社メディアを運営
- コンテンツマーケティングに強みを持つ
株式会社ルーシーは、東京都港区に本社をかまえるコンテンツマーケティングに特化したマーケティング会社。
5ヶ月で100万PVを達成した自社メディア「バズ部」を運営しており、コンテンツマーケのノウハウを発信しています。
膨大なノウハウから生まれたbazubu-shiki
構造化データ・内部リンク・メタ情報・関連記事など、コンテンツマーケティングには欠かせない内部対策が充実したWebサイト制作サービス「bazubu-shiki」を展開。
バズ部で培ったノウハウをもとに、サイト制作だけでなく、Google AnalyticsやSearch Consoleを用いた、運用改善レポートまで対応しています。
また、サイト制作にあたり不可欠なドメインの取得・設定・管理まで一任できるため、ITやWebに詳しくない事業者にもおすすめです。
bazubu-shikiの費用目安は「サイト制作サービスで55万円(税込)〜」。
株式会社LIG
出典:株式会社LIG
株式会社LIGのおすすめポイント
- クリエイティブ・マーケティング・サービス開発と3つの指針
- 個人商店から大企業まで年間150サイトのリリース実績
- 自社メディア「LIGブログ」は月間250万人、300件以上の問い合わせ
株式会社LIGは、東京都台東区上野から世界へ、クリエイティブ・マーケティング・サービス開発3つの軸で展開するWeb制作会社。
メディア運営の先駆け的な存在で、自社メディア「LIGブログ」で培ったノウハウをもとに、Web制作事業、コンテンツ(記事)制作事業へフィードバックしています。
メディアの立ち上げから運営まで一貫サポート
株式会社LIGでは、メディアの立ち上げから運営まで一貫サポート。
立ち上げ時には、SEOを意識したサイト設計を施し、運営時には、LIG社内エディターチームと連携することで記事作成まで対応します。
サイボウズ株式会社のオウンドメディア「サイボウズ式」やサンケイリビング新聞社の情報誌「ぎゅって」のWeb版など、実績も豊富。
メディア制作料金は、ベーシック「3ページ前後+記事」で200〜500万円が目安です。
株式会社GIG
出典:株式会社GIG
株式会社GIGのおすすめポイント
- メディア戦略の立案から運用体制構築まで一貫対応
- SEO対策を重視したメディア制作
- SNS広告運用代行まで対応
株式会社GIGは、東京都中央区にある制作会社で、Web制作サービスにとどまらず、SEO内部対策・キーワード設計などのメディア戦略立案から対応可能。
また、構築したメディアにアクセスが集まったタイミングで、広告プランニングをはじめとしたマーケティング施策への移行も依頼できます。
運用フェーズに強いWeb制作会社
株式会社GIGは、メディアサイトの運用フェーズに強い制作会社です。
キーワード設計・アクセス解析・SEOコンサルティング・Web広告の効果測定など、メディアリリース後も検索上位を獲得するためのサービスが充実しています。
新規メディアサイトの開設だけでなく、現在メディア運営でお困りの方も、参考にしてみてください。
スタートアップから大手企業まで、メディア制作実績が豊富です。
株式会社スプー
出典:株式会社スプー
株式会社スプーのおすすめポイント
- オウンドメディアの企画から運用まで依頼できる
- 記事の執筆や取材・撮影などもお任せ
- 企業メディア支援で20年超の実績
株式会社スプーは、東京都千代田区に本社をおくWeb制作会社で、従業員数7名と少人数精鋭体制。
オウンドメディアの制作や運用に特化したWeb制作会社として、2000年の創業以来、中小企業から大手企業まで、豊富な実績を保有しています。
また、オウンドメディアに併設するSNSアカウントの運用や効果検証、改善も手がけており、集客施策全般を依頼できます。
ライターやカメラマン、著名人にもアサイン可能
株式会社スプーでは、単なるWebメディアの構築だけでなく、紙媒体、動画の企画・制作なども手がけています。
そのため、連携するライターやカメラマン、著名人、インフルエンサーへアサインするなど、オリジナリティあふれるコンテンツを制作可。
「Webメディアの独自性を重視したい」「多数あるメディアのなかで差別化をはかりたい」という課題を抱えている場合には、ぜひ検討してみてください。
株式会社SAL
出典:株式会社SAL
株式会社SALのおすすめポイント
- オウンドメディアの戦略設計からSNS運用代行まで支援
- 小規模案件から大手企業のメディアまで100を超える実績
- UI/UX設計にも力を入れている
株式会社SALは、東京都港区に本社をおくWeb制作会社です。
自分たちの意志を持ち、明確な提案をしっかりと「申す」企業、十二支の「申(さる)」に由来したネーミングで、一度見たら忘れることができないトップページ。
メディア制作においては、戦略設計の段階から力を入れており、クライアントへのヒアリングやユーザーの実態調査なども重視しています。
制作実績も豊富
株式会社SALは、メディアサイトだけでなく、コーポレートサイト、情報発信系など多彩な実績を保有しています。
主な実績は、以下の通り。
- ドコモ・ヘルスケア株式会社コーポレートサイト
- ルンバ 980
- 世界卓球2016
- adidas Outdoorサイト
小規模から大規模案件のメディア制作に対応し、広告運用まで網羅できるため、まさにワンストップで依頼可能です。
株式会社CINRA
出典:株式会社CINRA
株式会社CINRAのおすすめポイント
- 運営する自社メディアが豊富
- メディアの戦略設計から更新サポートなど運用まで依頼可能
- SNSを活用したプロモーションなど多彩なサービスメニュー
株式会社CINRAは、東京都渋谷区に本社をかまえるWeb制作会社で、カルチャーWebメディアや求人サイトなど、複数の自社メディアを運営。
2003年に立ち上げた自社メディア「CINRA.NET」から培ったノウハウをもとに、中小企業から大企業まで50サイト以上のオウンドメディアで実績を保有しています。
メディアの戦略設計から社内更新サポートまで手厚い
株式会社CINRAは、Web関連事業だけでなく、イベントの企画や運営、動画制作など、さまざまなメディアでのマーケティングを得意としています。
Webメディアの戦略設計に関しても、コンセプトやロゴデザインなど企画からサポートしてもらえます。
また、メディアリリース後も、社内体制の作り方や更新マニュアルの勉強会を開催するなど、手厚いサポートが魅力!
株式会社ARUTEGA
出典:arutega
株式会社ARUTEGAのおすすめポイント
- SNSとWebサイトの役割全体をデザイン
- CSS Design Award 審査員や海外デザインアワード受賞歴有り
- 自社メディア「arutega」を運営
弊社ARUTEGAでは、SNSとWebサイトの役割全体を考慮したデザインを軸として、キーワード分析・競合サイトの流入経路・SEO内部対策などに強いメディア制作に対応。
また「継続的なコンテンツ(記事)の作成」「検索順位チェック」「内部リンクの構築」「被リンク数の分析」「サイトの表示スピード」など運用・改善レベルまでサポート可能です。
自社メディア「arutega」を運営
株式会社ARUTEGAでは、自社メディア「arutega」を運営中。
Web制作におけるデザインやWordPressなどのテクニカルな記事、Web業界内のキャリアの積み上げ方など、2016年のスタート時より豊富なコンテンツを配信しています。
ゆるっと更新していますが、直近で公開した「東京 web制作会社」をはじめ、1ページ目表示多数ランクイン中です。
東京と大阪、奄美大島に拠点を持ちます。
株式会社ARUTEGAでメディア制作から運用まで、まるっと解決しませんか?
まとめ
今回紹介したWeb制作会社は、どれもメディア制作に強みを持つ会社です!
制作実績が豊富な会社、戦略立案から運用まで対応可能な会社、自社メディアで高い成果を残している会社など、本当にさまざま。
最終的にどの会社がよいかわからないという場合には、もう一度、以下の視点で選び方をおさらいしてみてください
- SEOを意識したメディア制作実績が豊富か
- 戦略立案から運用体制構築まで対応可能か
- 自社メディアを運用しているか
- 予算が妥当か
- 制作期間は問題ないか
そして、そのなかでこのブログの運営元・株式会社ARUTEGAを選んでいただけたら、めっちゃ嬉しいです(笑)
ぜひ、以下のお問い合わせフォームからご依頼ください。
ほなね