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STUDIOがSEO対策に弱いと言われてしまう理由とは?
はじめましての方は、はじめまして。
ARUTEGAに実はひっそり入社していたアカウントプランナーの渡辺です!のちほど、改めて自己紹介させてください。
今日は、元々SEO畑にいた視点から、STUDIOのSEO対策について語りたいと思います。
「STUDIOはデザイン性に優れているけれど、SEOの成果にはつながるのだろうか」
「STUDIOはSEO対策に弱いと言われているけど、本当なのか」
このあたりについて深掘りできればと思います。
※STUDIOの見解は2026年3月28日執筆時点の情報に基づき解説しています。
※SEOの解説についてはGoogleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」に基づき解説しています。
STUDIOのSEO対策で設定可能な項目
検索エンジンからの流入を狙う上で、SEO対策の充実度は知りたいところ。STUDIOでは、以下の項目について無料プランにおいても設定可能です。
なお各設定方法については、STUDIOの公式サイトで解説してくれていますので、そちらを参考にしてみてください。
- title
- description
- OGP画像
- ファビコン
- no-index
- HTMLタグの設定
- alt属性
- サイトマップ
- 404ページ
- 構造化データ
- robots.txtの置き換え
もし設定方法について不明点があれば、弊社でもSTUDIOのSEO対策支援の実績がありますので、いつでもご相談ください!
なぜSTUDIOはSEO対策が弱いと言われてしまうのか
先に紹介したとおりSTUDIOでも基本的なSEO対策は網羅されています。ですので、決してSEO対策に弱くはないというのが結論です。
では、なぜ世間一般的に弱いと言われているのか、それは以下設定の柔軟性にあるからだと考えています。
- canonicalタグの手動設定が必要な場合がある
- 301リダイレクトの設定には制限がある
- sitemap.xmlを直接編集できない
canonicalタグの手動設定が必要な場合がある
canonicalタグは、重複コンテンツを防ぐために使用されるHTMLタグの一つです。
例えば、通常のURLと広告計測用のパラメータ付きURLが存在する場合、
https://abc.com/ja
https://abc.com/ja?xxx
ページの中身自体は同じなのに、異なるURLが存在することになりますので、Googleは重複コンテンツとして判定する可能性があります。
重複かどうかはGoogleサーチコンソールから確認できますが、重複として判定されると、SEO上の評価が分散してしまうリスクがあるのです。
このようなケースでは、HTMLのheadタグの中に、以下のような記載で正規URLを指定します。
<link rel="canonical" href="https://abc.com/ja">
ポイントは、重複ページのheadタグの中にcanonicalを記載し正規URLを記述するということです。
STUDIOでは、基本的に表示ページのURLに応じて、自動的にcanonicalタグが付与される仕様。
ですので、個別具体的に重複ページに対してcanonicalを付与したいケース以外は、何も問題はありません。
ところが、似通ったページが生成されやすいA/Bテストを実施するなど、手動でcanonicalを付与しなければならないケースもあります。
しかし、手動設定はSTUDIOの無料プランですと対応していないのが現状です。
参考:canonicalタグ(URLの正規化)|Studio
canonicalを手動で設定するには?
手動でcanonicalを設定したい場合は、STUDIOの有料プランから備わっている「カスタムコード機能」を使います。
カスタムコード機能とは、手動で個々のページに独自コードを挿入する機能のことです。

有料プランであれば、STUDIOのデザインエディタから画面右パネルで、カスタムコードを入力でき、このheadタグの中にcanonicalを記載すれば問題ありません。
301リダイレクトの設定には制限がある
301リダイレクトとは、ユーザーが特定のURLにアクセスしたときに、自動的に別のURLへ転送する機能のことです。
SEO対策上では、ページを統合したときや、古いページの削除、URL末尾の「/(スラッシュ)」有無を統一する際に設定するなど、さまざまな使い方をします。
301リダイレクトですが、STUDIOの場合は有料プラン「Business」以上でないと対応してません。
また301リダイレクトに対応するプランを選んだとしても、以下のような制限があります。
【リダイレクトできるパターン】
- STUDIOで制作したサイトから、同サイト内ページへのリダイレクト
- STUDIOで制作したサイトから、外部サイトのページへのリダイレクト
【リダイレクトが難しいパターン】
- 複数ページをまとめてリダイレクトする一括指定
- 外部サイトからSTUDIOで制作したサイトへのリダイレクト
- 動的ページのリダイレクト
動的ページのリダイレクトとは、例えば、「(省略 https://)〇〇.com/blog/slug」から、「〇〇.com/media/slug」のようなパターンです。
ただし、動的ページであっても「〇〇.com/blog/a」から「〇〇.com/blog/b」に対してはリダイレクト可能。(実証済み)
このように、STUDIOのリダイレクトでは制限があるため、注意が必要です。
sitemap.xmlを直接編集できない

sitemap.xmlとは、検索エンジンのロボット(クローラー)に対して、サイト内のURLの場所を伝えるXML形式のファイルのことです。
簡単に伝えるなら、遊園地のマップのように、どこにどのアトラクションがあるのかを伝えられます。
STUDIOにおいてもサイトマップは備わっており、プロジェクトダッシュボードからスイッチをONにするだけで自動で生成されます。
STUDIOのサイトマップは、静的・動的ページ(モーダル・noindex設定ページ以外)すべてが含まれるのが特徴。
ただし、sitemapそのものを編集することができないため、不要なページやGoogleから低品質と判断されたページも含まれてしまう場合があります。
本来このようなケースは、sitemapから不要なページの記載を削除してしまうのがおすすめですが、編集ができないため対応は難しくなります。
そのため、不要なページに対しては、no-index(検索結果に表示させない)設定をしておくとよいでしょう。
STUDIOの表示速度って実際どうなの?
従来STUDIOは、公開基盤がSPA(Single Page Application)で構築されていました。
SPAとは、単一のHTMLページで動作するアプリケーション構造のことです。
多くのサイトで採用されているMPA(Multi Page Application)は、複数のHTMLを用意し、ページのリクエストによって、サーバーがページ全体を再読み込みします。
一方のSPAは、単一のHTMLにJavaScriptを使うことで、動的にページ内容を切り替えています。
そのため、ページ全体を再読み込みする必要がなく、部分的に更新するため、サーバーのやりとりが少なくページ遷移も高速化できるのです。
ただし、JavaScriptのコード量が増えるために、初期ローディングには時間がかかります。
STUDIOではこうしたデメリットに対応するため、2026年1月末頃より、独自のレンダリングエンジンを開発し、JavaScriptの利用・読み込みを最小限に削減するなど工夫を凝らしています。
その結果、STUDIOの見解によると、CMSプロジェクトの比較において、サイトのメインコンテンツが表示されるまでの時間が約40%短縮されたそうです。
従来の懸念点だった表示速度に関しても、都度対応しているので、そこまで心配はないと思います。
まとめ
ノーコード制作ツールだからSEO対策に弱いというのは誤解です。今回紹介したとおり、STUDIOでも基本的なSEO対策は網羅されています。
一方で、大規模サイトを運用する場合は「一括で301リダイレクトを設定できない」「sitemapを直接編集できない」など多少の不便があるのも事実。
このあたりを踏まえて、STUDIOかそれ以外かを検討してみてください。
どちらがいいかわからない場合は、いつでもご連絡お待ちしています。
ほなね。