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“いいWebサイト”とは?
いつも美味しくご飯を食べています。代表の平尾です。
来月にクリエイターへ向けて登壇する機会があります。
こういう機会はこれからも何度とありそう。
そこで自分にとって、“いいWebサイト”って何なのかを改めて考えてみました。
Webサイトの良し悪しは日々語られるけれど、「何をもっていいWebサイトと呼ぶか」の基準は、会社によっても、人によっても様々です。
この記事では、その僕なりの基準を、一度ちゃんと言葉にしておきたくて書いています。
曖昧なまま走り続けると、判断もぶれるし、社内に伝えるときの共通言語も持てない。だからまずは、自分の頭の中を整理することから始めました。
いいWebサイトの2つの軸
僕が考える「いいWebサイト」における「いいデザイン」は、大きく2つの軸でできています。
ひとつは 伝え方の質。どう伝えているか。
もうひとつは愛着をもったお手入れ。そのサイトをどう活用し続けているか。
「伝え方の質」と「愛着をもったお手入れ」、その両方が揃って、初めていいWebサイトと呼べるなと。
定性を、定性のまま見せる
まず一つ目は伝え方の質。
いいデザインの条件のひとつとして、僕が大事にしているのは「一目で、その事業やブランドが何をしているかが分かる」という分かりやすさです。
ただ、この「分かりやすさ」は、数字を持って伝えるものではない。
感覚的にビジュアルだったり、ユーモアを使った言葉だったり、そういう手段で伝わってくることのほうが、自分の中ではずっと大切だったりする。“世界観”とか“らしさ”とも形容されたりします。
堅実な事業や、お固いテーマであるほど、ユーモアの一滴が入ることで、ぐっと人間味が出たり違いが現れる。ありますよね。
逆に、正しさだけで構築されたデザインは、正しさの檻の中で、誰にも触れられないまま終わってしまう気がします。
正しさって時に怖いんですよね。
ユーモアは、軽さやふざけのことではない。「ここに人がいる」という気配のこと。
これは人で考えたらわかりやすいけど、生徒会長よりも面白い人の方が人気だったりすることと同じ。
実は企業の思想やビジョンは、もともと定性的なものなんですよ。“大好きだ”っていう時に、“今の君、88点くらい好き!”って言わない。
「分かりやすくしよう」と無理に定量化すると、伝えたかったニュアンスが伝わりきらない。
むしろ、それどころか勘違いされる余白に変わったりもする。
だからデザインの仕事は、定性的なものを、定量的にではなく、より分かりやすい “定性” に翻訳すること。
この役割をはっきりさせて数字を追いかけていきたい。
愛着を持って、長くお手入れされ続けること
もうひとつが、シンプルで使いやすいというだけではなくて、愛着を持って、長くお手入れされ続けるという条件。
お手入れとは何か。具体的には、
- ニュースが頻繁に出てる
- 自社のオウンドメディアで活発に発信し続けている
- SNS、note、YouTube といった他のウェブメディアとの立ち位置が整理されている
- それでもデザインのトンマナが崩れていない
このように、Webサイトに何を期待しているのかが、運営側の中で明確になっているサイトは、いいサイトだと思う。
期待が明確だから更新が続くし、役割が決まっているからブランドとしてぶれずらい。
逆に、これがはっきりしていないと、「あれもやろう、これもやろう」となって、企業の時間もお金も足りなくなってくるのかなと。
最初から大きなKPIを作ったりすることを僕はおすすめしない理由はここにある。
ただ社内が忙しくなって、誰も運用しなくなる。
すべてを一つのウェブサイトで担おうとすると、結局どれも中途半端になる。だから、 “カスタマージャーニーの中でWebサイトがどこに立っているか”を明確にしておくことは、思っている以上に大切。
ユーザーがどんな状態でこのサイトに来て、何を持ち帰るのか。
それをはっきりさせれば、SNS で語るべきこと、Webサイトで語るべきこと、オウンドメディアで語るべきことが、自然と分かて幸せ。限りあるリソースは大切に。
ARUTEGAのみんなにも聞いてみました
とじー
ちゃんと「プレゼン」の役割をはたしてくれるものだと思います。例えば素晴らしいプロダクトを扱っていても、ただ淡々とした資料で紹介されるより、生き生きと自信を持って話をしてくれたほうが好きになってしまいますよね。この人や会社だからこそ話を聞いてみたくなるような。そんなパワーをまとったプレゼンテーションのようなサイト。そういうものを作れるようお手伝いがしたいです。
オザキ
いいデザインは、そこにある空気や温度まで伝わるものだと思っています。情報を伝わりやすく整理することはもちろん大事ですが、その会社らしさや、働いている人の温度感が少しにじんでいると、印象に残りやすい。ちゃんとしているのに、どこか愛着が湧く。そういうデザインが好きです。
なべ
最終的に利用するユーザーのことを考えられているサイト。欲しい情報が伝わりやすく、目的の行動に移せることが重要だと感じます。そして、機能的な側面に加えて、”らしさ”がしっかり伝わり、触れていて楽しいと思えるサイトでしょうか。カスタマージャーニーとインタラクティブに連動するサイトは少なくとも僕はワクワクします。一言では言い難い奥深さがある。
まとめ
Webサイトはブランディングの初手であると思う。
作って終わりではない。作ってからが本番。
だからこそ、作りの良さと同じくらい、活かし続け方を、ちゃんと評価軸に入れたい。
そして、できればその過程の中に、ちゃんとユーモアを残しておきたい。ぶっきらぼうなアイツより、愛嬌のあるコイツのほうが愛着が湧く。
そうやってブランドが記憶に残ると思うから。
ほなね