美容室はホットペッパービューティから早く脱却すべき

美容室はホットペッパービューティから早く脱却すべき
2017年2月17日

美容室のサイト運営を改善させたい

こんにちはWebデザイナーの平尾誠です。美容室のサイトを大阪で制作会社にいた頃(2013〜2015年)作っていました。
そして最近では2017年 LINOという美容室のグランドオープンをお手伝いさせていただきました。

前回美容室サイトを作った記事に反響をいただけましたので、もう少し美容室が置かれている広告費への現状を深掘りしてみます。美容室のオーナー様が読んでらえるといいかなと思ってます。
僕個人の感想を一言で言うと、技術を叩き売りしてはいけません!

美容室はホットペッパービューティから早く脱却すべき

2015年11月からホットペッパービューティの価格が上がりました。

これはサロン側にとってみれば”今まで入っていたプランだとスマホから見ないよね。だから最上級プランにしてスマホ最適化しましょう!”ってゆう感じのホットペッパービューティ側都合のアップデートです。
最高のプラン作ったのでグレードをあげてくださいってゆうおきまりのバージョンアップ?だそうですよ。

だけど店舗側は価格が上がったからといって、すぐに辞めるわけにもいかないんですよね。なぜなら新規のお客様を獲得するにあたってそれなりの効果は出るからです。この時点でもうすでにホットペッパーありきのビジネスモデルをサロン側が作ってしまっているのです。

だけど新規荒らしが多いのが事実

新規客のクーポンを使ってやってくるお客さんが多数で、常連になりにくいってよく聞きますね。
これはどの美容室さんも感じていることのようですが、実際にグラフを使って数値化して記事を書いている美容師さんもいらっしゃいます。

参照元:美容師キアヌ氏@渋谷原宿表参道
ホットペッパービューティーの掲載料が…高い!!

実際の利用者の半分以上は20代前半という・・・これじゃあ儲からないですね。。

美容室は40代の太客を掴まないと安定収入を見込めないです。
20代のお客さんはただただ自分にあった美容室を探すというより、お金がないから安いところでパーマ・ヘアカラーして欲しいだけなんですもの。

掲載側のホットペッパービューティの料金

http://www.top-ad.co.jp/products/hpb/
http://www.cells-inc.com/price.html

”ホットペッパービューティ 掲載料” って検索して見てください。

お気づきだろうか。広告代理店であるリクルートの下にもたくさんの代理店がぶら下がっているのを。。
我々の業界でもそうですが、下請けがあって孫請けがあってというのような構図があります。もしもホットペッパービューティの掲載を手伝ってくれる協力業者があればリクルート側からはバックマージンを支払いたいですよね。むしろなければ協力業者なんてぶらさがらないでしょうから。

あらかじめその分を料金に含んでいると思いませんか?私の勝手な憶測でしょうか。
それにしてもめっちゃ高い掲載料金。場所によっても違うみたいですね。スタイリスト雇えますよね。

minimoみたいなサイトが職人の価値をどんどん下げていくかもしれない

価格破壊がすごいです
安くてお手軽になるのはエンドユーザー側からしてみればいいことです。

ですが美容室側からしてみればキツイです。
何年も修業を積んで身につけた技術を叩き売りされていくのは。
ホットペッパーにかける広告費がminimoに変わるだけだと何もこれから美容業界は変わらないでしょうね。たとえminimoの広告費用が安かったとしても、こんなに価格破壊していちゃ意味なくないですか??クーポンサイトに依存したビジネスモデルって寒いと思います。

とはいえ美容室が増えすぎたから、ある程度は淘汰されるべき

美容室は増えすぎました。コンビニの数より多いと言われています。
美容師ってサロンオーナーにならないと給料を上げることが難しいため、みんな独立した結果、美容師の数だけ美容室が増えたんだと思います。
これは美容業界のサイクルなんでしょうね。あまりいいサイクルとは外側から見ている私からは見えませんが。

参照元:9o’clock香取正博のブログ
すべての美容師へ

経営してて、手放した方が語るのですげーリアルですよね。

それぞれのサロンがブランディングしていく必要がある

当たり前ですが美容師さんは広告・マーケのプロではないのでマーケティング目線でお店を語れたり、数字を読めたりする人はなかなかいないとは思うけど、ヒアリングをしていていつも思うのは自分の店の特徴が言えない人が多い。

これって致命的じゃない???

美容室サイトに必要な情報は限られています。サイト設計としてはとってもスッキリしたものが作れると思います。ブランディングにオリジナルのページを作ってもらえば、SNSと連携しながら他のサロンと違ったブランディングができます。はっきりと具体的に特徴を伝えてブランディングしていかなければって思います。前回作らせてもらったサイトはブログとインスタグラムでスタイル写真やヘアケア情報を発信しています。小さなヘアサロンではスタイリストの人柄がわかるのが大事ですね。

前回書いた記事:流行りのブロックエフェクトアニメーションを使って美容室のサイトを作った。

これは前回の記事でも言いましたが、もうちょっと美容以外のことも知らないといけないと思うんですよ。SNSとかブログサービスとか色々試しながらインターネット社会のリテラシーを培っていってほしいです。なんとか我々職人業の価値を守ってほしいです。

ほなね

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