音声コンテンツについてまとめてみた

音声コンテンツについてまとめてみた
2020年11月19日

webデザイナーの平尾です。

今年は新規事業をいくつか並行して進めています。
その中に、今年に入りさらに勢いを感じる『音声市場』への展開を検討しているコンテンツがあます。

たくさん調べたので、どのプラットフォームへの展開がベストか検討・調査した内容をせっかくなので残しておきたいと思います。

音声市場に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

音声コンテンツとは?

音声コンテンツとは、ラジオ(インターネットラジオ)やポッドキャスト、オーディオブックなどの音声で配信できるコンテンツのことをいいます。

通勤時にAmazonのAudible(オーディオブック)で読書をしたり、就寝前に環境音を聞きリラックスしている方などいるかと思いますが、何気に身の回りにあるのに気付かされます。

音声コンテンツの市場規模

グローバルではかなり浸透しており、特にアメリカでは2018年の時点で前年比23%増加し、年間約22億ドルに成長。
2019年はさらに21%増で27億ドルになっており、音声市場の成長が予想されます。

日本でも総務省が出している『令和元年版情報通信白書』によると、2017年の日本における音声コンテンツ市場の規模は約7,500億円で、うち音楽が約5,400億円、ラジオが約2,000億円で、ネットオリジナルは約82億円でした。
市場規模は現状でまだまだ小さいながらも、将来性を期待させる動向になっています。

なぜ音声コンテンツは注目されているのか

こうした音声市場の拡大を後押しするように伸びている市場が、2021年までにはタブレットをも追い越すと予想されているスマートスピーカーやワイヤレスイヤホンなど音声を聴くためのハードウェア市場です。

さらにワイヤレスイヤホンの市場は拡大を続けており、日本でも街なかで付けている人をたくさん見るようになりました。
ワイヤレスになったことでより快適に音楽を楽しめる環境が整い、「音声」が人々の生活に馴染むようになったからです。

ポイントは移動しながら、家事をしながらなど、「ながら視聴」できるという点です。
これは、ユーザーの動きを妨げないワイヤレスイヤホンやスマートスピーカーが普及しなければ不可能なことでした。

動画と比べても音声コンテンツは「ながら視聴」に向いており、「耳の可処分時間」を増やすことができるため、多忙な現代人には魅力的な市場です。
そこには巨大なポテンシャルがあると考えられます。

音声コンテンツサービスの種類と特徴

インターネットラジオ

インターネットラジオは、ラジオ局がインターネットで配信する事をいいます。
インターネットを通してパソコンやスマートフォン、スマートスピーカーなどで聞くことができます。有名なインターネットラジオとしてradikoやラジオクラウドが挙げられます。

音声配信サービス

音声配信サービスとは、音声コンテンツを配信できるサービスです。
個人や企業の音声番組を配信するためのプラットフォームとして機能しています。
代表的なものでvoicyやRadiotalk、SPOONなどがあります。

ポッドキャスト

ポッドキャストとは、インターネットを通して様々なオーディオやエピソードや番組を視聴することができるサービスをいいます。
配信内容も多岐に渡り、英会話やニュース、ドラマなどがあります。
人気のポッドキャストには、Apple PodcastsやGoogleポッドキャスト、Spotifyなどです。

オーディオブック

オーディオブックは、本を朗読した音声を聞き、聴くことで読書が楽しめます。
有名なものとしてAudible(オーディブル)やaudiobook.jpなどが挙げられます。

音声市場のこれから

Youtubeなどの動画コンテンツ市場が成熟していっている中、新たなトレンドとして音声市場が注目されており、そういったサービスのユーザー数も右肩上がりになっていくことが期待されます。
こうした中で、音声メディア内で再生される音声広告の価値も高まっていくことが予想され、音声SEOや音声インフルエンサーなどの需要も増えていくことでしょう。

ほなね