0

%

Knowledge

STUDIOとは?ノーコードでできるWeb制作ツール【導入前】

デザイン

まずはSTUDIO(スタジオ)というノーコードWeb制作ツールの基本情報と特徴を紹介します。
STUDIOは日本製のクラウドサービスで、HTML/CSSのコーディングやサーバー設定なしにドラッグ&ドロップの直感操作だけでWebサイトのデザイン・公開ができるプラットフォームです。

2018年にサービス開始し、2024年7月時点で利用者数は40万人を超えるなど初心者からプロまで幅広く利用されています。

デザインの自由度が非常に高く、誰でもコードを書かずに本格的でスタイリッシュなサイトを作成できる点が人気の理由です。
では、「ノーコードでサイトが作れる」とは具体的にどういうことなのでしょうか?

従来のWeb制作との違いを見てみましょう。

この記事は、既存のWeb制作会社では運用のスピードがついてこない、と嘆いているWeb担当者さんや、Webサイトをどこに発注していいか悩んでいる会社経営者に向けて書かれた記事です。STUDIOを導入前に読むことをお勧めします。

ノーコードとは?従来の制作との違い

制作フローが違う

ノーコードとは、プログラミング言語(HTML/CSSやJavaScriptなど)を自分で書かずに、ビジュアル操作でWebサイトやアプリを開発できる手法のことです。
従来のWeb制作ではデザイナーが画像編集ソフト等でデザインカンプを作成し、それを基にコーダーがHTML/CSSを手打ちしてページを構築し、さらにCMSの設定やサーバーへのアップロード作業が必要でした。
一方ノーコードツールでは、デザインからサイト構築・公開・運用までを一つの環境で完結できます。
例えばSTUDIOの場合、画像やテキストの配置はマウス操作で直感的に行え、裏側で自動的にコーディング処理がなされます。
サーバーもSTUDIO側で用意されており、ワンクリックでサイト公開まで可能です。
その結果、制作にかかる時間や手間を大幅に削減でき、初心者でも比較的簡単にサイト構築ができるようになっています。

STUDIOの特徴とできること

STUDIOにはノーコードツールとして多くの優れた特徴があります。主なポイントを挙げると次のとおりで
す。

  • 高度なデザイン自由度:
    STUDIOはテンプレートをベースにしつつも、レイアウトやフォント、色使いなど細部まで1px単位でカスタマイズ可能です。
    豊富なデザイン要素やアニメーション効果を備え、オリジナル性の高いビジュアルを直感的に実現できます。デザインカンプを忠実に再現したサイト制作も可能なため、プロのデザイナーからも高く評価されています。
  • オールインワン機能:
    Web制作に必要な機能がSTUDIOだけで完結します。サイト公開用のホスティングや独自ドメイン接続はもちろん、CMS(後述)やフォーム機能、アクセス解析まで標準搭載されたオールインワンのパッケージです。別途サーバーを契約したりプラグインを追加したりする必要がなく、サイト公開もわずか1クリックで完了します。そのため初期費用を抑えられるうえ、公開後の運用もすべてブラウザ上で手軽に行えます。
  • 豊富なテンプレート:
    STUDIO公式やユーザーコミュニティによって多数のデザインテンプレートが用意されています。
    無料テンプレートだけでも20種類以上あり、ビジネスサイト向けから個人ブログ向けまで様々なスタイルをカバーしています。
    有料テンプレートもプロのデザイナー制作による高品質なものが多数あり、自分の用途に合ったレイアウトを選んで写真や文章を差し替えるだけでサイトを素早く作成できます。テンプレートを使わず白紙からオリジナルデザインで始めることももちろん可能です。
  • レスポンシブデザイン対応:
    現代のWebサイトに必須のスマホやタブレット対応(レスポンシブ化)もSTUDIOなら心配ありません。
    作成したデザインは自動的に各デバイスで見やすいレイアウトに適応されます。細かな調整も自分で行えるため、どの画面サイズでも美しく表示できるサイトを作
    ることができます。
  • 共同編集(チーム機能):STUDIOでは複数人で一つのサイトプロジェクトを編集・管理することもできます。
    権限管理機能により役割分担も可能で、デザイナーや編集担当などチームで協力しながらサイトを作成・更新できるのも強みです。
    リアルタイムでの共同作業にも対応しており、社内のWeb担当チームで使うケースも増えています。

以上のように、STUDIOは直感的な操作性と高機能を両立したノーコードWeb制作ツールです。
コードを書く知識がなくてもプロ顔負けのサイトが作れることから、クリエイティブなユーザーを中心に支持を集めています。

リブランディングで一躍話題に。

https://designaward2024.studio.design/

STUDIOのブランディングは、近年特に注目を集めています。
ノーコードツールとしての機能性だけでなく、「デザインの美しさ」を軸に据えたブランド戦略が評価されている点が特徴です。
2023年には新たなロゴとビジュアルシステムを導入し、「創造性に寄り添う道具」としての世界観を統一。
シンプルで洗練されたUI、高解像度なフォント設計、温度感のある配色などにより、“ツール”でありながらも“ブランド”として認知が強化されました。
SNSでは「STUDIOらしい」「ノーコードでここまでできるとは」といった声も多く、ユーザーとの感情的な接点が話題に。
プロダクトそのものの設計思想と、ブランド体験の一体化が支持を集めています。

STUDIOが選ばれる理由

ここまで述べた特徴を踏まえ、STUDIOが初心者や中小企業に特に選ばれる理由を整理してみましょう。

短期間で公開できる

ノーコードによりコーディング工程を省けるため、従来の制作に比べてサイト完成までのリードタイムが大幅に短縮されます。
テンプレートを活用すれば「思い立ったらその日に1ページサイトを公開」といったスピード感も実現可能です。
新サービスの告知やキャンペーンLPなど、急いでサイトを用意したい場合に心強いツールです。

コストを抑えられる

TUDIOは基本無料で開始でき、有料プランも月額数百円からと安価です(後述の料金プラン参照)。
またクラウドサービスのため利用料金にサーバー費用も含まれており、別途レンタルサーバー代が不要です。
プログラマーに外注する場合と比べ、圧倒的に低コストでサイト運用を始められる点は中小企業や個人にとって大きなメリットでしょう。

運用・更新が簡単

コーディング不要なので、サイト公開後のテキスト修正や画像差し替えなども自分たちで気軽に行えます。
STUDIOの編集画面は公開中のページそのままを視覚的に編集できるため、「お問い合わせ先の電話番号を変えたい」程度であればWeb担当者がその場で対応可能です。
さらにブログ記事の追加などはCMS機能でスムーズに行えるため、専門知識がないスタッフでも継続的にサイトを運用しやすい環境が整っています

デザイン品質が高い

ノーコードというと「テンプレート通りの画一的なデザインになるのでは?」と思われるかもしれません。
しかしSTUDIOはデザインへのこだわりを実現できる柔軟性が魅力です。
プロが作ったような洗練されたレイアウトや動きのある演出も、コーディングなしで再現できます。
そのため「見た目の良いサイトを自分で作りたい」というニーズに応えてくれるでしょう。

日本語サポートと国内事例の豊富さ

TUDIOは日本発のサービスで、操作画面やドキュメントもすべて日本語対応しています。
困ったときは公式コミュニティやヘルプも充実しており、英語の壁に阻まれる心配がありません。
また日本企業やクリエイターによる数多くの利用事例が公開されているため、「こんなサイトもSTUDIOで作れるんだ」という具体的なイメージを持ちやすいのも安心材料です

以上の点から、「早い・安い・簡単・おしゃれ」を実現できるSTUDIOは、コードが書けない初心者はもちろん、デザインにこだわりたい方やサイト運用コストを抑えたい方に選ばれていると言えるでしょう。

スマホ対応(レスポンシブ)の調整方法

STUDIOではPC表示からデザインを構築していきますが、スマホでの表示も同時に管理画面から編集することができます。

モバイル表示の確認

PC向けのデザインが一通り完成したら、スマートフォンでの見え方をチェックします。
STUDIOでは編集画面上部のデバイス切替ボタンでプレビューをPC・タブレット・スマホと切り替えられます。
自動変換により多くの場合そのままでも見やすく整っていますが、場合によっては各デバイス向けに細かな調整が必要です。

ブレイクポイントごとの調整

例えばPC版では横並びにしていた写真ギャラリーを、スマホ版では縦1列に並べる、といった調整が可能です。
STUDIOではデバイス幅ごとに表示スタイルを変更できるレスポンシブ設定が備わっており、要素ごとに「このブロックはスマホ時に非表示」など柔軟な指定もできます。
文字が長すぎてスマホ画面ではみ出す場合はフォントサイズを縮小する、といった対応もデバイス別に行えます。
こうした調整もビジュアルエディタ上で確認しながらできるので、コードでメディアクエリを書いたりする必要はありません。

プレビューと公開

最後に、完成したサイトを実際のブラウザでプレビューし問題がないか確認しましょう。
問題なければ「公開」ボタンをクリックするだけでサイトがインターネット上に公開されます。

初期状態ではSTUDIOのサブドメイン( 〇〇〇〇.studio.site )で公開され、URLを知っている人なら誰でも閲覧可能になります。
独自ドメインで公開する場合はこの後有料プラン契約とドメイン接続設定が必要ですが、ひとまず無料プランでもサイト公開まで体験できるのは嬉しいポイントです。

まとめ

STUDIOは、ノーコードで本格的なWebサイトが作れる日本発の制作ツールとして、多くのユーザーに支持されています。
HTMLやCSSの知識がなくても、テンプレートやドラッグ&ドロップの操作だけで、スタイリッシュなサイトを簡単に構築できるのが最大の魅力。
デザインの自由度が高く、レスポンシブ対応や独自ドメイン設定なども含めて、公開まで一貫して行えるため、初心者や中小企業の担当者にも最適です。
また、テンプレートをベースにしながらも柔軟なカスタマイズが可能で、プロ品質の見た目を追求できます。
実際の制作の流れもシンプルで、プレビューやスマホ表示の確認もワンタッチ。STUDIOは「誰でも思い描いたWebサイトを、すばやく、きれいに形にできる」時代を象徴する存在といえるでしょう。

これからのSTUDIOの飛躍にも注目です。
弊社ARUTEGAでもSTUDIOを使った実装・デザインを承っております。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

ほなね