事例紹介 Case Study
LAST LOVE - 山田和輝公式婚活サイト

Project Overview プロジェクト概要
「LAST LOVE」は、フリーランスのWebエンジニア・山田さんのために制作された、個人発信型の婚活サイトです。
代表の平尾が、過去に指導した教え子でもある山田さんの「本気の婚活」を支援すべく、自社主導で立ち上げました。
仕事柄、人と接する機会が少ない山田さんは、リモートワークによる孤独感と、将来への漠然とした不安を抱えていました。
そんな中、高額な結婚相談所への登録を考えていた彼に対し、「Webサイトで“最後のあがき”をしてみないか」という提案から、このプロジェクトは始まりました。
- ARUTEGAの役割
- Creative Direction
- パートナー
- 山田 和輝
制作の背景
多くのWebサイトが売上や認知を目的とする中、「LAST LOVE」はまったく別の文脈から生まれました。
コロナ以降のリモートワークにより、人と会う機会が減った山田さん。
高額な結婚相談所への登録を検討する中で、「Webサイトという手段で結婚相手を探す」可能性に賭けたプロジェクトです。
このサイトは、ただのLPじゃありません。
デスクワークに疲れて、ちょっとだけ孤独を感じている誰かが、「ふっ」と笑えたり、ほんの少し前向きになれたら──そんな想いから始まった、ちょっとした社会実験のようなプロジェクトです。
私たちが信じたのは、Webの持つ「誰かの心をちょっと動かす力」。
山田さんの素の魅力が伝わるように、誠実さとユーモアのバランスを大切にして、“共感”と“出会い”のきっかけをそっと仕込みました。
デザインと表現の工夫
撮影も、モデル経験もない山田さん。
その自然体を大切にしながら、“デザインしすぎない”デザインを心がけました。
等身大で誠実、それでいて少しクスッと笑えるようなコピーや演出で、「敷居の低い婚活サイト」に仕上げています。
動画やちょっとした自虐も含めたコンテンツ構成で、サイトに訪れた人が「応募してみようかな」と思えるよう、心の距離を縮める工夫もしています。
結果的に、200人の女性から応募をいただきました。
そして、半年ほどの交際を経て、本当に結婚することになりました。
伝えたかったこと
このサイトは、ただ一人のために作られたものですが、リモートワーカーや孤独を感じる人たちへの小さなメッセージでもあります。
Webの力を、売上やCVだけでなく、「誰かの背中をそっと押す」目的にも使えると証明したかった。
——その実例として、LAST LOVEは企画されました。
改めて感じたのは、Web制作の原点は「目の前の誰かのために作ること」。
そして、「情報ではなく、想いを届けること」──。
私たち自身にとっても、それを思い出させてくれるプロジェクトでした。


- Creative Director
- Makoto Hirao (ARUTEGA Inc)
- Planning
- Makoto Hirao (ARUTEGA Inc)
- Designer
- Makoto Hirao (ARUTEGA Inc)
- Front-End
- Kazuki Yamada
- Movie
- Norio Ozaki (ARUTEGA Inc)
- Photo
- Kanji Yoshima(Free Lance)

王子ネピア | Web Design/Creative Direction
ネピア様『wetomo』4種のブランドサイトを設計・構築・撮影まで担当しました。
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