最新デザイントレンドから見る採用サイトの特徴

最新デザイントレンドから見る採用サイトの特徴

アルテガの代表の平尾です。
年々新卒を獲得する難易度は増える一方。
そこで先日、採用サイト制作のプロが考える効果的な採用コンテンツの作り方という記事でもお伝えしました。ここでは特に魅力的な採用サイトにある情報・コンテンツの傾向と対策についてまとめています。

今回は印象を決めるデザインに着目。
本記事では、東京と大阪を拠点に活動するアルテガが、魅力的な最新デザイントレンドから採用サイトを考察した記事です

弊社では、数々の企業サイト制作とセットで採用ページをセットで制作することも多いです。
その経験をもとに最新トレンドから採用サイトのデザインの特徴と傾向を考えていきます。

人事の方にとって、参考になればと思います。

採用サイトの重要性

採用サイトは単なる求人情報の掲載場所ではありません。それは

  • 企業ブランドを体現する場所
  • 求職者と企業を結ぶ重要な接点
  • 優秀な人材を惹きつける強力なツール

これらの結晶が採用サイトと捉えています。
適切に設計された採用サイトで、企業の魅力を効果的に伝え、質の高い応募者を増しましょう。

特に弊社では今の新卒に伝えるべきことは、透明性と情報の鮮度だと考えています。

最新デザイントレンドから見る採用サイトの特徴


挑戦的なデザインが多く見ていてとても楽しいです。
モバイルユーザ向けに最適されて最適化されており、画像も多く使用されていることがわかります。
技術的にも面白い表現が盛りだくさんになっており、デザインに力を入れないとポータルサイトとの区別、差別化ができないようにも思いました。

コピーが力強い


https://recruit.regar.co
どのサイトもキャッチコピーがとても力強いです。
この特徴はいつの時代も同じですよね。
だからと言って、キャッチコピーとビジュアルだけを用いて求職者を誘い込むのは難しいです。そんなことはみんな承知のはず。

だからこそトップページには下層ページの内容をチラ見せしたセクションが並んでいます。

キャッチコピーにはどのようなポテンシャルを持った人を採用したいかという思いが一言でまとめられています。
この一言に集約するために、長いプロセスを経てきたことがわかります。

美辞麗句だけを並べたコピーでは効果がなく、むしろ逆効果かもしれません。
だからといって現実的すぎる正直なコピーだけでも魅力的にはなりません。

アルテガでは、このキャッチコピーに紐もづく事実と解釈を50%ずつ網羅していくことが良い採用サイトになると考えています。
だからこそファーストビューに記載されるコピーは、誘導を促し具体的なイメージを持たせるので大切ですね。

また、作る上で気をつけたいのは、全てが人事目線になっていないか。
新卒の方や内定した方にヒアリングし、求職者目線に変えて伝えることが重要です。

ページ数が多く本家企業サイトに負けてない


https://recruit.nstock.co.jp/
近年の採用ページは、会社の特徴を1ページで表しているサイトは少ないように思います。

特に創業からのヒストリーや企業理念を掲載する会社が増えています。企業の存在理由(パーパス)を重要視し、せっかく働くなら自分のアイデンティティに沿った企業で誰しも働きたいですよね。ヒストリーをビジュアルや具体的な数字で示していたり、インタビューを掲載したりすると自然に複数ページになります。

そのことからも採用サイトに企業がどれだけ力を入れているかということが見て取れます。

ちなみに、転職エージェントを利用して採用すると、年収の約3割位をバックマージンとして支払わなければなりません。
すぐに退職する人がいては広告費・採用予算が嵩んでしまう原因になりますよね。
そう考えると採用ページを作るイニシャルコストはコストパフォーマンスが良いともいえます。

内定者が、再度採用ページを訪問し『ここで働くんだ』と決意を新たにする、と言う話も聞きます。

事業を1ページで説明するコンテンツ


https://recruit.demae-can.co.jp/discover-our-business/
こちらは出前館の採用ページです。
こちらのページでは企業を数字で示すインフォグラフィックや図解がたくさん使用されています。
これだけでざっくりと事業がどのような傾向にあるかや経営状況を知れます。

ここでも大切なのは透明性と鮮度。

2年前や3年前の情報を記載していたり、古い写真が使用されていたりすると、お金のない会社なのかなと不安に思います。
新しい写真を使用して、社内風景がわかるページにしていきたいですね。

インタビューに内定者の日常のコンテンツがある


https://www.pias-recruit.jp/ats/interview/

こちらは美容職を募集するピアスグループ採用サイトです。
インタビュー記事では新卒社員だけではなく内定者のインタビューも記載されています。

実際に働いている入社1年目の方に向けたインタビュー記事が多い中、内定者のインタビューが記載されているのはとても珍しいと感じました。
就職活動の時に先輩にどんな言葉をもらったかや、これからどのようなことに期待しているかなどがとてもリアリティーある内定者の言葉で書かれています。
こちらの企業で特徴的だったのは、自分のペースに合わせたライフスタイルを優先にした働き方がこの企業でできると言うことが書かれています。
相手の立場に立って考える力が必要だと言うふうにもう内定者は語っており、パーソナリティーを合否の基準にしていることもお伺いすることができます。
この記事だけでも企業姿勢を示唆する内容になっていますよね。

学生と社会人の間にいる内定者の心情や不安が明確に書かれていれば、共感を生むコンテンツになる。。
それにしても、綺麗なWebデザインです。

お知らせではなくブログが多い

最近の採用ページでは、ただのイベント情報などを記載するお知らせエリアだけではなく、ブログの存在も目立ちます。
更新性の高いワードプレスを使ったサイトにしているのは、コーポレートサイトでは今まではありましたが、動的で新鮮な情報が 網羅されているブログは、読み手にとって価値が高いと感じました。

インタビューでは新卒や今既に働いている社員からのメッセージとして掲載し、ブログでは人事目線に分けてページを構成することで、ユーザが閲覧する際に、情報が混在してしまわないことがとても いいですね。

まとめ:採用サイトは本家サイトよりも具体的

採用サイトに力を入れている企業が多くなりました。
新卒を獲得する事はとても難しく、だからといって手を抜くわけにはいきません。
採用ページがコーポレートサイトを上回る位の情報量になる事は珍しくないことがわかりました。
弊社でも採用サイトの制作は力を入れており、また我々にとっても未来ある若者たちがキラキラした表情でページにエントリーすることを想像するととても楽しいです。

ぜひ弊社にお問い合わせください。
ご予算に応じた制作プランをご提案差し上げます。