初めまして、2023年7月にARUTEGA.Incに入社いたしました はる と申します。
自己紹介を兼ねて、1ヶ月半ほど就職活動を行った記録をブログに残してみることにしました。
私の就職活動はきっと世間一般的にはとても異色なものでしたが、これから就職や転職を考えている方の一つの参考になればとても嬉しいです。
Profile
5歳3歳の母、32歳です。
前職では新千歳空港でグランドスタッフとして働いていました。
次女が0歳の時から「育児しつつ、朝と夜になんとか時間をつくって5分でも多く勉強とお仕事をする! 」という3年間を積み重ねてきました。
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2020年5月もりけん塾に入塾。
フロントエンドエンジニアのもりけんさんからJavaScriptのレビューをいただいたり、モダンな技術を教わっています。無料の塾なのですが、ストイックな塾生さんたちに着いて行きたくて今も必死な毎日です。
2021年からは、コーダーの師匠の元でアシスタントとして働き、主にコンポーネントのレビューをいただいてきました。
HTML/CSS/JavaScriptの手厚いレビュー環境にいるものの、WordPressやサイト全体を構築する経験はほぼない状態でした。
応募の経緯
「大好きなコードを1日中書ける会社に就職したい」という希望はずっと持っていましたが何か引っかかりも感じていて..
最近になって「この人のもとで尽力したい」と思える環境が自分の心にとってとても大切だと気づいたのでした。
ARUTEGAの実績はもちろんですが、Twitterを拝見していて「平尾さんのもとで働きたい!」と強く感じ、お話をお伺いしたいと思うようになりました。
平尾さんがMENTAで400人以上のメンターをされていたことも惹かれた理由の一つです。
レビュー環境の大切さは身に沁みて実感していたからです。
応募のスタンス
アシスタントとして働いていたため実績やポートフォリオがなく、以下のスタンスで応募。
実績として示せるものが手元になく失礼に当たるかもしれませんが、私の勉強内容やアウトプットを記させていただきました。
もし可能であればフロントエンドエンジニアについての募集詳細を伺い、さらに努力を続けて相応しい存在になり貴社のエンジニア募集に挑戦したいと考えております。
「必要なスキルに焦点を絞り、1年かけて勉強すれば応募まで辿り着けるのでは?
まずは募集の案内が出ているうちに門を叩かなくては…!」という気持ちでした。
応募書類
常識的にしっかりとした履歴書が必要なことは知っていましたが、私が学歴や職歴を書いても何も刺さらない…
お話を聞く機会をいただくには、自分が何にどのように取り組んで生きてきたかがわかるような書類が必要だと考え、自分を売り込むための書類を作成することに。
履歴
それぞれのフェーズで何に没頭してきたかをざっくり書きました。
1991.02 北海道で生まれる
1998.04 – 11年間ピアノとトランペットに没頭、全国大会へ
2013.02 – 2016.02 JALのグランドスタッフ(正社員)
2016.02 退職、結婚、横浜市へ移住、フルマラソン完走
2017.10 第一子出産
2019.09 第二子出産
2020.05 第二子が生後6ヶ月の時Webの勉強を始める、もりけん塾にてJavaScript を習い始める、アウトプットブログを開設
2021.03 コーダーのアシスタントとして働き始める
アウトプット
3年間継続してきたことを示すために、アウトプットのURLを載せました。
- ブログ:haru log<> (https://happy-making.com/)
- Twitter:https://twitter.com/fuwafuwahappy
- GitHub:https://github.com/haru-programming
私の技術
レビュー環境でHTML/CSS/JavaScriptのご指導を受けてきたこと、もりけん塾で習った技術についても言及しました。
– Git, GitHub
– Vite
– Jest
– Astro
– Playwright
もりけん塾のJavaScript課題を進めているGitHubのリポジトリも添付。
ライフスタイル
子育てしながら、いつ勉強を行なっているのかを記載しました。入社してだいぶ変わりましたが…
5:40 起床 – 家事
6:30 朝活(もりけん塾にて主にJavaScriptを勉強)
8:50 幼稚園送迎
9:30 – 16:00 仕事 or 勉強
16:00 幼稚園お迎え
20:00 育児完走
20:30 夜活(もりけん塾にて主にJavaScriptを勉強)
23:30 就寝
なぜWebなのか
365日ほとんど勉強をしている私が、どれだけコードが好きなのか伝えたくてエピソードを用意。
中学生の時に、自宅のPCでHTML, CSSの存在を知り、勉強することが好きでした。
ローカル環境でindex.htmlに反映させて喜ぶような中学生でした。
元々大好きだったので、子供の育児をしながら働ける仕事を探した時にもう一度勉強してみようと考えました。
コードのことを考えているときが人生1の楽しみであり、1日何時間でもずっと勉強していたいです。このお仕事や勉強をできることが私の日々を支えています。
Webの新しい技術を追い求めて、アウトプットを続けていきたいです。
働く目的とコメント
とにかくARUTEGAで働きたい、何度でもこの1社のみに挑戦したい
そんな熱い想いを書き綴ったのですが、急に恥ずかしくなったので割愛しますw
Zoomにてお話
平尾さんのご厚意でなんとかお話を聞く機会までたどり着き、必要なスキルをお聞きすることができました。
WordPressは捨てて、コーディングの基礎とJavaScriptに全振りしてきた私は、現時点では技術が足りていないことを正直にお話して、1年後にスキルを揃えて挑戦します!と宣言。
これを話している時「3年も頑張ってきたけど今の自分には何もないんだな…」と感じてとても虚しくなったのを覚えています。
「スキルがないのに自己中心的に応募してしまった…」という罪悪感も感じました。
しかし、継続してレビュー環境に身を置いていることや、モダンな技術を勉強していることに興味を持っていただけたようで
- 普段書いているコードが知りたいので課題を1つこなしてほしい。
- 他のメンバーとの相性が合うかなどを知りたいので直接会いたい。
とのお言葉をいただき、「ポテンシャル採用のチャンスを頂けたのかもしれない。なんとか次に繋げたい… !」と思いました。
選考課題
LPをコーディングする課題。
ここでも、ただコーディングするだけでは技術力のなさを証明するだけだと思いました。
技術力の足りないわたしができることを必死で考え、
- とにかく丁寧に実装する。
- 実装の様子を全部見える化する。
- 技術力の足りない状態からどのように自走して課題を仕上げたのかが伝わるようにする。
- 普段勉強をしていることが伝わるように、できるだけ1からJavaScriptを書く。
これらがわかるログをつけることにしました。
誕生!課題進捗メモ
わたしが何を考えて何を調べてどのように実装したのかがわかるメモです。
このメモを作るきっかけになったのは、お仕事を通してコーディングを教えてくださっていたお師匠の存在です。
お師匠はとにかく丁寧・きっちり・しっかり・綺麗にお仕事をこなす方で、ズボラで細かいことが苦手なわたしはいつもその背中を追いかけて尊敬してきました。
この選考活動で1番考えたのは「こういうときお師匠だったらどのようにするか?」ということです。
今回の進捗メモも、そんな考えから誕生しました。(今もお仕事で書いています)
とにかくメモ
デザインを見て調べないといけないと思ったこと、CSS設計(実際にXDデザインに書き込んで貼り付けました)、環境構築、component, project, layoutひとつひとつにかかった時間や躓いた点など…
(一部抜粋)
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他にもブラウザチェック ~ ブラッシュアップ ~ deployまでを細かく綴っています。もしよければご覧ください。
課題提出
進捗メモと課題に ’aun’というサービスでフィードバックをいただき、
丁寧な実装と仕事の進め方を褒めくださいました。とにかく嬉しかった…
なんとか1人で作りきった…という達成感や、やっぱりコード漬けのモノづくりは何にも変えがたく楽しい!!
など、いろいろな感情が溢れました。
面接
平尾さん・尾崎さんと2対1で直接会っていただけるなんて夢のようでした。
憧れのお二人のオーラに完全に縮こまり、いつもに増して小さくなった気が…
(のちに平尾さんから「初めて会った時ちっさ!と思った!」と告げられる。気のせいではなかった)
お話しした内容
応募書類を深堀して私の中身を丸裸にするような面接でした。
“人間性、フィーリング、目指す部分” をひたすら確認していただいた3時間。
- 兄弟構成は?
- なぜ前職を辞めた?
- 順位がつく方が好き?
- 今までの人生どうしてこんなにストイックに頑張れる?
- モチベーションは?
などの質問もありました。
お二人と対話していて「何をするにでも上昇志向が強い」「とにかくコード好きすぎてモチベーションの維持がいらない」「過去にネガティブな意識がない」など自分の知らなかった一面を知ることができました。
気をつけたこと
ここまでなんとか自分のいいところを絞り出してきた選考活動でしたが、面接では意図的にネガティブな面を話すようにしました。
- 本当はしっかり丁寧な人間ではなく、師匠の真似をしている
- 子供が2人いるので、急な発熱などでお休みをいただくこともある
- 保育園ではなく幼稚園なので、行事や委員会で抜けなくてはならないこともある
など、幻想のまま入るとお互いに苦しくなると思ったネガティブなことを話しました。
その場採用
最後はお互いにフィーリングが合った、という理由でその場で採用いただくことができました…!!
3年間続けてきた朝晩の積み上げの日々がよみがえってきて、教えてくださった師匠たちの顔も浮かんできて…
「わたしの努力、ちゃんと実ったんだな」と思いました。
- 決め手として教えていただいたこと
- 直感
- 今までの生き方から継続ができること、高みを目指せることがわかる
- 本当にコードが好きで、努力を努力と思っていない点
- 技術は教えることができる
- 最後のコーディングメモのNotion -> 自走できると思った
最後に
今回の選考では、コツコツ継続していること・勉強の内容を見えるようにアウトプットしてきた姿勢が評価されたのではと考えています。
私自身とても大切にしていることなので嬉しく思います。
まだまだスタートラインに立ったばかり…
ポテンシャル採用なので、勉強すべきことも経験すべきことも山ほどあります。
ARUTEGAで実現したいこと、なりたい自分があるので、それに向かってコツコツ精進していくことをここで宣言します。
そして最後に…!
今、子育て中でなかなか時間の捻出ができずもどかしい思いの中勉強していらっしゃる方も、朝晩の小さな積み上げはきっと結果につながって行くと思います。僭越ながら同じ母としてエールを送りたいです。
最後まで長文をお読みくださって誠にありがとうございます。
したっけね!(どうしても、”ほなね”を踏襲したい人….)