僕は言葉のチカラを信じている

Webデザインは建築家の作った建物とは違い、長い間見ることはできない。
無論、孫にまで伝えるなんてできるはずもない。

例えそれが、額縁に入れておきたくなるようなデザインだとしても。
例えそれが、しおりを挟んでいつでも読み返したくなるようなソースコードでも。

だが、Webデザインは建物とは違い、URLをクリックすれば世界のどこにいても見ることができる。

Webデザイナーになった最大の理由は”世界中のどこにいてもアクセスが可能”だからだ。
自分のポートフォリオのURLを公開すれば、誰でも世界の土俵に立てる。
自己顕示欲の塊とも言える、当時25歳のくすぶった僕の魂は、”目立つデザイン”で世界中の注目を浴びたくてたまらなかった。

ブランディングという壁にぶち当たる

デザインに隠された言葉

経験を重ねるごとにブランディングを考える役割を任されることが多くなった。
要するに”広義のデザイン”と呼ばれる、見た目ではない部分の設計を求められることとなる。
どの職種でもキャリアを積むと見える景色が次第に変わってくるものだ。

僕もデザイナーとしても、またエンジニアとしても、ビジネスを設計する上で次のステップに進んでいると感じる。
デザインを考え、ブランディングを考え、マネタイズやマーケティングを考え。。

そしてふと現状を俯瞰して見ると、装飾を意識しすぎた”狭義のデザイン”にとらわれ過ぎていたことに気づく。
そう。これもデザイナー&エンジニアあるある。

誰もがぶち当たる壁である。

”作ったものを自分の言葉で説明できなければ、それはムダなデザインなんだ”

一年生のデザイナーがよく言われるセリフを、ブランディングを考えるようになった今も自分に言っている。

答えを求めてしおたんのセミナーに行ってきた

会場のデジハリ大阪

– 言葉とは?

頭から離れない疑問をすっきりさせたい為に、先週大阪で開催された、しおたんのセミナーに行ってきた。

しおたんはクリエイティブ業界にいれば、知らない人はいないだろう編集者/ライター。

かなりナイスタイミング。しおたん・・たすけ・・て・・・

ビジネスをデザインする上で、考えれば考えるほど、言葉のチカラがブランディングの鍵を握ると思った。

しおたんのセミナーの内容

Webライターが置かれている現状

セミナー来場者の7割以上が実際にライターをしている人で、”ライターは文章を書くだけではない”というテーマでした。
僕のようにWeb制作にどっぷり、もしくメーカーのWeb担当の人は1割ぐらい。

今や人類総メディア時代というライターが置かれている現状の把握から始まり、ライターは書くスキルだけではなく、拡散するスキルも求められているという話まで。
そしてライバルは同業のライターではなく、専門分野のキーパーソンだとも。

『SNSやアナリティクスの数字に無頓着なのは、目隠しして書いてるのと同じ』

そんな大SNS時代の潮流を自分のものにした、しおたんさんの話はとても説得力がありテンポも良い。

『ブランドイメージを守りながら数字を上げることができるライターがこれからは必要とされる。』

それが一番耳に残りました。

無人島でお祭りしてるのと同じ

お祭りをやるからにはたどりつくための手段を予め用意しなければいけない。
船や橋を用意しないことは、無人島でお祭りしてるのと同じ。

これは良質なコンテンツを作ろうが辿り着くための手段がなければいけないことの例え。
誰かに見られるためにデザインしてるのに、見せる手段を持ってない!!!

無人島でのお祭り状態。
これはデザイナーもライターも陥りがち。

パイオニアの共通点

業界の先を切り開いていく人に共通して言えることがある。
有益なアウトプットするは、先に報酬をもらわずに、自分から相対的に近い人を喜ばせることに力を注いでいる。

感動したら書く→無料で書くと後から仕事につながる。
それは信頼してもらえる人物であるかを証明することになるから。

信頼→フォロワー→ファン→マネタイズ

大切なのは決してマネタイズをおろそかにしないこと。
マネタイズのタイミングをずらしただけ。

Webデザイナーに置き換えて考える

ライターとして売れるための条件が、Webデザイナーの売れる条件と重なった。

わかりやすい三つの条件は

  • 専門席が高い
  • キャラ立ちがすごい
  • 有益である

これはWebデザイナーだけではなく全てのフリーランス&会社員に言えることではないだろうか。
自分自身をブランディングする上でも同じだと、腹に落ちた感覚があった。

自分の業界の外側にまで届かせないといけない

業界の外側にいる人の耳にまで届かせたい。
ぼくは兼ねてから言っている。Web業界のIKKOさんを目指すのだと。

なにも流行語大賞にノミネートされたいわけではない。

狭い業界の中でだけ知られていても、拡散はしない。
他業種の普段は関わらない僕にまで、IKKOという名がヘアメイクアーティストとして知れ渡るのはすごいこと。

これはそういう意味でつぶやいた。

自分自信をブランディングしていく上で、決してこの視点を忘れてはならない

じゃあ誰に、何を、どのように伝えるのか?

僕はライターとして話を聞きにきたのではなく、ウェブデザイナーとして言葉のチカラをブランディングにどう活かすかを考えていた。

共通のイメージを持たせたり、実態のない価値を与える方法がブランディングなら、まずは最初に自分のブランディングをしよう。
自分をブランディングできなければ、きっと商品もサービスもブランディングなどできない。

そこに言葉のチカラを上乗せしていきたい。
そのためにこのブログでも言葉を発信していく。悩めるWebデザイナーやエンジニアに向けて。
まずは業界の中で有益な情報をWebデザイナーに向けて発信し続ける。
だけど同時にその外側にも向けて発信し続ける。

奉仕の精神の塊とも言える、32歳のくすぶった魂は今、”言葉のチカラ”で世界中のデザイナーの背中を押したくてたまらない。

僕は言葉のチカラを信じている。