先日、フィリピンのミンダナオ島でイスラム教過激派組織によるテロが起きました。
ニュースなどによると現地の人も拘束されていたり死者も出ています。
セブも同じフィリピン内なので他人事ではありません。
日本ではあまり身近ではなかった宗教を背景にしたテロ。
ニュースでもよく目にするようになり、港付近でS.W.A.Tと呼ばれる特殊部隊を実際に目撃しました。
自分の為に調べた現在のセブの治安とテロのことを調べましたので、シェアしていきたいと思います。
セブに渡航する前に治安やテロの最新情報を把握しておきましょう。
イスラム教過激派組織 アブサヤフ
フィリピンのイスラム教過激派組織のグループ
“アブサヤフ”
アブサヤフは1991年、フィリピン人イスラム教徒のジャンジャラーニという人によって設立されました。
そしてフィリピン政府との戦いは1998年からずっと続いていました。
2001年、当時のフィリピン大統領グロリア・アロヨが米軍と手を組んで、アブサヤフは一掃されたと思われていましたが、
新たな指導者の出現によって今もなおアブサヤフは存在しているのです。
観光客のみならず、現地の人も危険
そしてここ近年で大きなテロが何件も相次いでいるために、現大統領のドゥテルテが激怒しているわけですね。
そしてこのドゥテルテさん、フィリピン南部に”戒厳令”を出しました。
戒厳令とは一時的に統治権を軍隊に移行すること。通常の市民の権利も制限を受ける。
つまり軍隊はもちろん市民も必要とあらば銃を使ってもいい、と言う事になります。
またドゥテルテさんは、このままアブサヤフのテロが酷くなるようなら、フィリピン全土に戒厳令を布告する、とまで言っています。
こうなってくると観光客のみならず、現地の人も危険な状態になります。
セブの警戒レベル
現在外務省が出している警戒レベルがこちら。
参照元http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-1
セブ島もレベル1ではありますが十分に注意が必要です。
また今年の4月にセブの隣の島、ボホール島でも過激派組織によるテロで
9名もの死者が出ています。
参照元:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_013.html#ad-image-1
アブサヤフが観光地を襲撃したのはここ近年初の事だそうです。
なのでセブもテロが絶対に起きない、とは言い切れないでしょう。
セブには大型ショッピングモールやキャピトル、たくさんの観光地があります。
もしアブサヤフの狙いが観光客であるのなら私たち日本人も安全とは言えません。
なので外に出る際は周りに気を配り、怪しい人がいたらその場からできるだけ離れることこれを心がけるようにしてください。
セブの治安については以前に書きました。
日本人=お金持ちという概念はみなさんあるようなので、安心せず常に危機感をもちましょう。
セブ島にもイスラム教徒は存在する
セブ島はキリスト教が主ですが中にはイスラム教を信仰している方もいます。
歴史的背景に元々フィリピンはイスラム教の国でした。
そして、改宗が行われ行き場を失ったイスラム教の人たちが、次第に南へ下り、ミンダナオに集落を作ったと言われています。
決して、その方達が過激派というわけではありません。
中にはそんな人も存在している、という事は頭に入れておいてください。
現在セブの港や空港にはS.W.A.Tと呼ばれる特殊部隊がおり、監視の目も厳しくなってきています。
フィリピン全土に戒厳令が布告される日もそう遠くはないかもしれません。
セブでもテロは起こりうる
上はマニラ、下はミンダナオ、すぐ隣にはボホール島。
そうなるとセブでいつテロが起きてもおかしくないね、これ。
でも私が暮らしている限りでは怪しい人は見た事ないけど、最近はどこかにひそんでいるかも、って思いながら
自分の着たい服を着て歩いてます。笑
もしもこれからセブに行くなら、事前にこちらも読んでおいてください。
・ホテルのガードマンに現金を盗まれた話
・治安や気候はどうなの?セブでの服装でお困りの方はこちら
ちせぴよでした〜