幸せになるためにホスピタリティ溢れる人と一緒に仕事をしたい

幸せになるためにホスピタリティ溢れる人と一緒に仕事をしたい
2017年6月25日

大阪出身セブ在住の平尾誠です。朝ごはんはマンゴーです。
フィリピンでブリッジエンジニアをしています。

今一緒に働いているiioficeセブのエンジニアたちはすごく陽気で、私が険しい顔をしていると「Are you OK??」って聞いてくれます。

いかんいかん、パーフェクトに眉間にしわ寄ってたな。。
と思いながら “Fine!!!”って精一杯こたえます。

そんな僕の事を気にかけてくれたエンジニアは以前、こんなことを言っていました。

”僕はチームメンバー全員の表情が見える席に座ることにしている。半日過ぎたあたりで、全員の顔色をチェックしてるんだ”

こいつめちゃくちゃいいリーダーになるな。って感じました。
ちなみに彼はまだ20歳のインターン。
ホスピタリティ=おもいやりにあふれています。

今日はそんな”ホスピタリティ”に関した話です。

ここ最近、僕自身が担当したプロジェクトのスケジュールはとてもタイトで大変でした。

だけどプロジェクトに関わっているLIGメンバーが、とてもホスピタリティ溢れる人たちだったのでなんとか乗り越えられました。
フロントエンドの僕が考えるチームメンバーへのホスピタリティを、これからの自分への戒めを込めてまとめます。

ディレクターを幸せにしたい

同じチームのメンバーの体調やムードに気を配る

プロジェクトが山場を迎えると、体調を崩すメンバーが出ることがあります。
ディレクターは社外に出ている事が多いので、なかなかチームメンバーの体調の変化まで気づけないと思います。

体調管理も仕事のうちですが、いつも社内に自分のことを気にかけてくれる人がいるとやはり気分が違います。
殺伐としたピンチのときこそ冗談の一つや二つ飛ばせるホスピタリティって素敵だと思います。

ディレクターに送るメールの文面に気を配る

上流工程にいるディレクターが技術系のソースコードレベルの知識を持っていることは少ないでしょう。

専門知識を裏付けにした説明をするときは、必ず小学生でもわかるような文章・説明を心がけます。
これは私が社会人一年目の時に上司に注意されたことです。

あらかじめディレクターへのメールの文章は、クライアントに直接メールを送ることを想定して作ります。
文面や説明に気を配っていれば、受け取ったディレクターはそのままクライアントにメールを転送することができるからです。

チェックしやすいようにグローバルナビにリンクを設定しておく

新規ページのURLが、あとから決まるケースも多いです。その場合はa href=”#”のようにダミーリンクを設定しておくケースが多いですね。
ですが、プロジェクトの進捗や表示のチェックをしやすいように、制作初期段階からグローバルナビやフッターにはリンクを入れておきましょう。
実際にページ遷移をしながら進捗を確認できリンクチェックも同時にできます。

デザイナーを幸せにしたい

SVGくらいは自分で作る

ここだけは絶対高解像度で作りたいってパーツありますよね。コーディング段階で、わざわざデザイナーさんにお願いするのも申し訳ないので自分で作ります。
ロゴなんかがその代表ですが、他にもSVGで書き出せそうな共通パーツなんかはSVGにしてしまうのがいいですね。
SVGのHTMLコードはとても長いので、.phpや.svgにしてインクルードして使用しています。

WordPressのログイン画面はオリジナルにする

制作側からすると見慣れたログイン画面。改めて見るとなかなか殺風景ではありませんか?
とはいえ、わざわざワードプレスのログイン画面のデザインを作るデザイナーは滅多にいないでしょう。
私は未だかつて出会ったことがありません。それにデザイナーからすれば、どこまでが実現可能か想像もつかないはずです。

でも背景色や文字色だけならcssでサイトのトンマナに合わせて変更しておくだけなら簡単。
オリジナリティもあるし、みんな笑顔になります。

OGP画像やファビコンを催促する

わりと忘れがちなOGP画像やファビコン。
デザイナーにもあらかじめ作っておいてねって言っておいた方が公開前にバタバタしなくて親切です。
でも、デザイナーに聞いてから、用意してなさそうならサクッと作ってしまってもいいですね。

バックエンドエンジニアを幸せにしたい

コメントアウトは丁寧にかつ必要最小限に

コメントアウトを残しておくことはとても重要。
本番公開までは、エンジニアたちはそのプロジェクトに張り付いて実装しているので、どこのソースコードが何を意味しているのかを覚えています。
でも、運用時期になると細かいところまで覚えていなかったり、担当者が既に退職していることがよくありあります。

phpstormにはTODOをコメントアウトとして残す機能があります。
バックエンドの人が、この機能を利用していて真似ようと思いました。

Dockerを使って制作環境を合わせる

LIGではDockerを使って開発環境を統一しています。
私自身これまで開発段階でWordpressを動かすときはMAMPを使用していましたが、バックエンドの組み込み時点になってから、違う挙動がトラブルがありました。
そういったトラブルも解消されるので大変ありがたいです。

絶対に挫折しない!オープンソースソフトウェア「Docker」入門編

プラグイン使った方が捗るよ?って提案

デザインが上がってきた時点で、ここはプラグイン使ったら、フロントエンドもバックエンドもみんな幸せじゃない?って思うことは多々あります。
そこで作業効率化できそうなプラグインを提案するというのどうでしょうか。

プラグインを使わない制作会社もありますが、僕としては早く作れれることは、安く作れるということです。
なのでできるだけ使用したいところです。個人的にWordpress案件で必ず使うのはこの3つ。

関わるみんなを幸せにしたい

バグにはニックネームをつける

原因不明のわからないバグにはニックネームをつけます。
僕が担当した案件では「ニンジャ」って呼んでました。これはフィリピンで漫画の”ナルト”が大人気だから。

”写輪眼でニンジャ見つけてしまったよ”

なんてゆう意味不明な会話が飛び交うことで、その場の雰囲気が和みます。

修正依頼をまとめたファイルの名前をI_love_〇〇.zipにする

バグ修正の依頼は、する側もされる側も気持ちいいものではありませんよね。
なので私の場合はフォルダ名をI_love_patrick_ver2.zipのようにします。

これは大げさではなく、

”いつも本当にありがとう。そしてまじでゴメン修正して欲しいんだ愛してるから”

って意味です。たとえ相手が35歳のフィリピンエンジニア(男性)の場合でもです。
ありがとうの気持ちは伝えなければなりません。

ファイル名を少しユニークにすれば、何のファイルかドキドキしますね。
他の案件で忙しくても、苦笑いしながら対応してくれています。

まとめ

やはりどんな仕事をするにあたっても、ホスピタリティって大事ですね。

Web制作でもページ数の多いサイトを作ろうと思えば、複数人がプロジェクトごとにチームを組んで案件をまわします。
私自身これまでLIG以外にも何社かWeb制作会社で働きました。

どれだけ腕のいいコードを書く人がいようと、どれだけ美しいデザインをつくるデザイナーがいても、どれだけ理想を掲げるリーダーがいようと、もう一緒に仕事をしたくないなって思う人も中にはいます。

それは現在僕が共に働くフィリピン人エンジニアたちも同じはずです。きっといつも眉間にシワを寄せいているメンバーとは働きたくないと思います。他にもこちらでは海外で働くときに気付いたことを紹介しています。

だから僕はスキルが足りなかったとしても、人格者になりたいと思う今日この頃です。

ほなね